2004年 11月
2004年 11月1日(月) 『それは生涯まとわりついて離れない』
今年の3月の日記で書いたとおり、私は持病に花粉症を持っております。
これは、かかったらもうほとんど一生背負っていく十字架みたいなモンなんでしょう。
そして、もう一つ、持病といっていいかどうかわかりませんが私には自分の体質に悩みがあります。
実は。
私、口内炎になりやすい体質なんです。
口内炎とは潰瘍みたいなもので、口の粘膜のえぐれてその部分が丸く白くなります。
略してまロくなります(違)
冗談はともかく。
その部分に触れなければまあ、なんともないのですが、触れたらこれがもう痛くて痛くて。
特に、ご飯食べたり水分を飲んだりするときは正に激痛との戦いです。
口の中に物を含んで動かすたびに、『ほごぉっ!? はがぁっ!? ひぎぃっ!?』と、
意味不明な叫びを上げたくなる程に、その部分に激痛が走ります。
原因は、実はよくわかっていないんだそうで。主に、ビタミンB不足と寝不足が挙げられるのですが、
家系でなりやすい体質になっているという理由も存在しており、私は正にそれだったりします。
兄者や母上もよくそれになっており、結構苦しめられてます。
逆に、我が弟や父上は全然ならない体質である辺り、不公平だ、理不尽だ、再審を要求する。
とまあ、そんな口内炎に、先週はなっておりました。
しかも、できている部分が舌先と喉の奥。
普通、下唇の中にできたり、どれだけ悪くても歯茎の外にできたりするのですが、
そんな、ものを食べなくても痛みを強いられる箇所にできられると、その、なんだ、参る(涙)
しかも、薬が届かない、もしくは全然効かない箇所だから、滅茶苦茶辛いんですよー。
その痛みの所為で、仕事のペースも結構落ちてしまって、なおかつ執筆にも影響出ちまいました。
いや、言い訳だってのはわかってるのですが、これはマジで痛いんで。
しかも、今も尚まだ治っておらず、未だに痛みに苛まれておりまして。
完治には、もうちょっとかかりそうです。
とりあえず、チョコラBBと睡眠で何とか早く治して行こうと思ってます。あー、痛い(涙)
そういや書かなかったけど、奥歯の奥の歯茎にも口内炎ができたことあります。
食事の時にものを噛むたびにそれを噛んで、治りがかなり遅くなったことがあります。
ぶっちゃけて、三週間ほど。
……あのー、『なりやすい体質』についてはもう諦めますから。
せめて、奥歯の奥とか喉とか舌とか、こんなけったいな箇所にできないでください(切実)
先週に書いたとおり富士見文庫『フルメタル・パニック!』と電撃文庫『灼眼のシャナ』の新刊を
それぞれ読破しましたので、レビューいってみよー。
ちなみに、ネタバレ注意です。
・フルメタル・パニック! つづくオン・マイ・オウン
レビューする前に、先に謝らせてください。
この前のレビューで、『潔く終わってください』などと言ってすんませんでした。
いや、あのですね。
この巻、何もかもが急展開だったわけですよ。
林水会長閣下含む生徒会のメンバーの引退。
敵対組織<アマルガム>の本気の総攻撃開始による<ミスリル>の崩壊。
そして、主人公の宗介とかなめの秘密が学校の級友達に露見されたことによる、日常の終わり。
その、何もかもが。
この六年、短編と長編、どちらもこの物語を楽しませてもらっていただけに、
いざ、それが終わってしまったとなると何だか、心がすげー悲しかったです。
しかも、終わり方が予兆されていたものとはいえ残酷だった上、
全てを知らされた級友達の、宗介を見る目がもう痛くて痛くて。
<アマルガム>に人質として捕まってしまった、かなめの親友である恭子が、
助けに入った宗介のことを『相良くん』ではなく『あなた』と呼称した辺り、
もう、宗介とこの日常とはかなりの溝ができてしまったんだと感じてしまいました。
そして、彼の愛機であったARX-7<アーバレスト>は巻の最終で完全大破、
目の前でテッサの兄貴であるレナードくんに連れ去られていってしまったかなめ、
崩壊した<ミスリル>や養父のカリーニン少佐との連絡はつかず、完璧な孤立無援。
この何もかもを失った状況で、宗介はどのような逆転をすることができるというのか。
これが、ひじょーに気になりつつ、次巻を激しく楽しみにしようと思っております。
あと、我が最強の萌えキャラであるテッサも、この巻で見せてくれました。萌えではなく燃えで。
どんな絶望な状況であっても、諦めないその姿勢。
そして、自分に命を預ける者達に、『死ね』というでなく『勝って生き延びろ』という尊ぶべき心。
こんな戦隊長を持てて、彼女の部下達は幸せに違いない。
今回、惜しくも戦死したスペック伍長が言ってた『あー、嫁さんにしてえ』というセリフ、
私も激しく同意します。
彼女には<ミスリル>の最後の戦力としてこれから幾多の試練が待っているでしょうが、
絶対に最後まで生き残って欲しいです。いや、もう、ホント、マジで。
・灼眼のシャナ8
こっちは主に日常シーン満載でした。
というか、最近のシャナは日常と戦闘準備にまるまる1巻使って、戦闘にまるまる1巻使うという、
2巻構成が目立っているような気がします。いや、全然構わないんですけどね。
なんつーか、登場人物の方々(主に学生陣)、普通の若者らしく恋してますねぇ。
萌えとかそんなの関係なくて、見てるだけで、何だか羨ましくなってきますよ。
嗚呼、私も高校生活に逆戻りしてー……といっても、あまり色気なかったですが、うちの母校。
こんなこといってる辺り、私もすっかりオジサン化ですな(22歳)
ともかく。
7巻では吉田さん告白で数歩リードかと思われましたが、当の悠二がハッキリしないためか、
リードというものはあまりなかった模様。まあ、心理的余裕はまだ吉田さんにあれなのですが。
それで焦ってるシャナの空回り具合が読んでて飽きなかったです。
そりゃ、久しぶりにシャナの前に現れたヴィルヘルミナさんも嘆息するわ。
ここまで思われる悠二って、もうホント幸せものだよなぁ。
……いや、非日常に思い切り巻き込まれてい手、なおかつ一回既に殺されている辺り、
幸せ者と称していいのかどうかわかりませんが。
そんな恋の行方云々に現を抜かしている間にも、敵方の集団は何やら着々と固めつつありそう。
次回は規模の大きい戦いになりそうな予感はありますが、もうちょっと引っ張る可能性もあって、
全体の出来はそこそことしても、今後への期待や楽しみについては少し微妙といったところですな。
まあ、長い目で見るほどの価値はありますので、とりあえず静観。
こんなところで。
ちなみに、現在通勤途中で読んでる小説があるので、来週はそれのレビューも行おうと思います。
題名は秘密。
つーか、11月は本読んで、1週間に1冊レビューしようかなーなどと思っている今日この頃。
2004年 11月5日(緊急) 『情報が遅れたことがまことに恥ずかしい』
岡崎律子さんのニューアルバム『For RITZ』が12月29日に発売決定
もう、感無量です。
辛い出来事があり、一度は発売日無期延期となったけど。
これもまた、ファンのみんなの願いが叶った結果、なのでしょうな。
私が最強と信じるシンガーソングライターさん、正真正銘、最後の作品。
絶対に、手に入れて見せますとも。
2004年 11月8日(月) 『さすがは元ネタだけあって』
35000HIT御礼。
毎度、御贔屓をありがとうございます。
うむ、30000が8月30日でしたから、おおよそ2ヶ月と1週間で5000ペースですな。
頑張ったら、年内に40000到達できるかな?
これからも更なる高みを目指していく所存です。
新潮文庫『一夢庵風流記』を読みました。
このページでは初めてといってもいい、ラノベ以外のレビューチョイスなのですが。
その実、私はこれをほとんどラノベ感覚で読んでいました。
だってこれ、週刊の方のジャンプで連載されてた『花の慶次』の原作ですもんねー。
花の慶次というと、あれだ。
『北斗の拳』の作者である原哲夫センセーが思い切り補正入れた前田慶次の無敵っぷりが、
物語の終始にわたって展開されていたあの漫画です。
手持ちの煙管で傾き者をしばき倒したり、ビンタで相手を再起不能にしたり、
果ては豊臣秀吉の前で猿真似をやったりと、慶次の怖いもの知らずなノリに大爆笑したのですが。
この小説も、大概はそんなノリで展開されています。さすが原作。
ただ、花の慶次はジャンプでの連載が約3年、コミックスで全18巻と長きに渡っていた反面、
一夢庵風流記は文庫小説で550ページ超と凝縮タイプでしたので、やはり、
ストーリーがダイジェストになっていた部分もありました。まあ、時代小説とはそんなもんですし、
550ページというボリュームはわりと読む勇気が強いられるほどに半端ではなかったのですが。
あ、いや、原哲夫センセーのオリジナル要素もかなり混じっていたといえばそうなのですが。
兎にも角にも、感想。
燃えました。
もう、嫌味も何もなくすっきり爽快と言っていいほどの慶次の無敵っぷりに燃え。
これだけ無敵キャラが嫌に感じないのも、ひとえに慶次の性格が一本筋通ってるからでしょ。
合戦がしたい、喧嘩がしたい、恋がしたい等々、自分のしたいことをしたいままに行い、
また、豊臣秀吉や石田三成といったどんな偉人の前にも平伏せずに自分を貫き通し、
男であっても女であっても馬であっても、惚れた相手にはとことん入れ込むこの自由な性格。
どんなことをするのも常に命懸けで臨んで、なおかつどんな危機にも自力で切り抜けるカッコよさ。
粗暴のように見えて実は教養人であったりもする意外な一面。
それら全部をひっくるめて、本当に羨ましいと思えます。
勝率1%の負け戦すら勝ち戦にして見せるいくさ人、と表すのがしっくりと来ますな。
といっても、意に反したり自由を縛ったりするようなことをすれば一発退場ですので、
敢えて仕えようとは思わないのですけどね。
振り回される従者(主に捨丸)の気苦労がよく伝わってもきましたし(笑)
ちなみに、花の慶次には琉球編がありましたが、一夢庵風流記にはこれはなかったです。
代わりに唐入りの物語がありまして、そこでは花の慶次とは違った物語が存在してます。
そのため、花の慶次の琉球編で主に活躍し、おもっきし北斗神拳な技を披露していた、
イスパニアの宣教師・カルロスは、残念ながら出番がありません。
よって、一夢庵風流記に北斗神拳は期待しないでください(何)
遠征でできた慶次の恋人なんかもやっぱり違ってましたしねー。性格は似てましたが。
ともあれ、ボリュームが大幅ながらも、ダラダラした展開もなくすっきり読めたこの作品。
花の慶次を知っていている人には、特にお薦めですな。
今月の月刊ジャンプ
うーん、面白いのはあるにはあるのですが、特別好きな作品が最近出てこないですな。
・僕と先輩
今月の読み切りその1。キャラの莫迦っぽさは中々に良かったのですが、
コマ割りのバランスが不安定だったためか、評価は甚だ微妙。
・エリパリ
今月の読み切りその2。主人公が思い切りGS美神の横島だったのですが、面白かったので許す。
にしても、本誌で連載している『リボーン(以下略)』と作者が同じなのに、この出来の差は一体?
ううむ、やれば出来る人だったのか……でも、『リ(略)』は相変わらずつまらんかったです。
・ギャグマンガ日和
久しぶりに登場の松尾芭蕉の話。つーか、俳人がトレジャーハンターになろうという発想がまた(笑)
てか、尻にこだわったお宝を探しとらんと、俳句作れ、芭蕉。でも、それがいい(何)
・ドラゴンドライブ
ライコーオーに命賭けまくるタクミくんが燃え。
自分にとってライコーオーは乗り物ではなく、ただ純粋に友達であると主張し続けるところが燃え。
・ぶっ飛び一斗
追加点をやらないがためにキャプテン決死のタックルから一発退場で、更に形勢不利に。
なんだか、この急展開、どうにも打ち切り臭が漂ってきた気がしないでもない。
・黒いラブレター
お馴染みのおっさんネタ。サブタイトルの名前もおっさん伝説。内容も、やはりおっさん。
正に、この作品の極致とも言える一芸。イカスぜ。でも、ファンレターは書きません(何)
・ライツ−永遠の光芒−
先月に予感した通り、やはり打ち切りエンド。しかも、四話で打ち切りて、これまた速い。
なんだか、MMRなノリで終わったような気がせんでもないですが、とにかく、お疲れ様です。
何気に、この作品は私のページの月ジャンレビュー皆勤賞でした。
G0ddamnさんに依頼されているゲスト原稿、この週で一気に下書きまで完成させました。
いや、〆切が元々今月20日だったのが13日となって、一週間も早まってしまったため急遽作成。
最近ありえなかったハイスピードペースで、一気に書き上げちまいました。
ううむ、私もまだまだ捨てたモンじゃないですな。
てなわけで、今回はCLANNADのSSに初挑戦しましたよ。メインキャラは読んでからのお楽しみ。
気になる方は、『WAZA−技−』の新刊かのカレ5を買うべし買うべし。
しかも、背表紙にはどこかで見たことのある二人組が。……気のせいですかそうですか。
ちなみに、今回は冬コミじゃなくて、11月のイベントに出されるんだそうで。
詳しくは、張ってあるリンク先を要チェックです。
そういう私のほうも、来年1月30日のトレジャー5に向けて、そろそろ書きださなければなるまい。
前回と同様、G0ddamnさんにも挿絵と表紙依頼は了承してもらえたことですし、後は私が書くのみ。
頑張れ、私。頑張れ、G0ddamnさん。
先週になっていた口内炎は、何とか痛みが治まった状態なのですが、痕が残ってたりします。
察するに、当時はかなりひどい状態だったと思われます。
うーうーうー、あそこにはもう再発しないでくだされよぉ(涙)
2004年 11月15日(月) 『時代物はダイジェストになること多し』
あー、なんつーか、執筆をサボりすぎたような気がせんでもない先週です。
実際トレジャー5に向けての原稿がまだ一筆もされてません。
構想を浮かべたりしているのですが、方針が固まったと思いきや、ワケありで没になることが多数。
そして、現在もまだ練り直し中。
来週までには方向性決めないと、はっきり言ってかなりピンチです。
ううむ、参加二回目にしてこの体たらくとは。我がサークルの今後は、まだまだ不安定です。
ちなみに、出展作品はCLANNADの二次創作を予定してますとだけ宣伝。
〆切は1月中旬。しっかりせねば。
あ、同人ついでに宣伝。
11月21日に、池袋サンシャインシティ文化会館で開かれる同人即売会Comic Memoriesに、
G0ddamnさんのサークル『WAZA−技−』が参加予定です。
出展作品は新刊の『かのカレ5』。私もゲストでSSを一本書かせてもらっています。
当日は、スペースG-05aに必ずといっていいほど進撃しましょう。
遠方なので、私はもちろん不参加なのですが(泣)
というか、〆切に間に合ったのかな、G0ddamnさん。連絡来ないので今現在わかってません。
新潮文庫の『燃えよ剣』の上下巻を読了。
御存知、司馬遼太郎作、時代は幕末、新撰組の活躍を描いたあの作品ですよ。
といっても、主人公は局長の近藤勇ではなく副長の土方歳三だったのですが。
やはり、近藤は土方より先に死んでいるわけですし、土方は鳥羽伏見の戦いの後のほうが
むしろ活躍してるわけですしで、自明の理なんですがね。
感想。
やはり、劇中の年月が4、5年以上に渡る上、激動の幕末時代は事件が多かったためか、
先週にレビューした『一夢庵風流記』と同じく、展開がダイジェストになることが多かったです。
特に、一部の隊士の扱いが結構お粗末だったような気がします。
近藤や土方と古くからの付き合いであり、六番隊組長の井上源三郎なんて、
鳥羽伏見の戦いで突貫戦の際に、いつの間にか行方不明になって死亡したって感じですし。
敗戦しながらも最後まで土方と共に戦っていた三番隊組長の斉藤一なんか、
土方が函館に入ってからめっきり出番がなくなってしまったわけですし。
嗚呼、るろうに剣心でのあの斉藤の活躍っぷりは何処に(一緒にしちゃ駄目です)
他、四番隊組長の松原忠司を始め、名前すら出てこなかった幹部クラスの人間も居ましたし。
やはり、あれだけの出来事を物語に収めるには、900ページ程度じゃ足りないんだなぁと実感。
終わりのクロニクルは2、3日の出来事が900ページですしねぇ(関係ない)
とまあ、そんなことはいっても、局所局所の戦闘シーンは、結構燃えましたよ。
下巻序盤にあった、土方歳三と七里研之助の因縁の決闘については、
殺陣の迫力もさることながら、一対一の剣術による勝負は、
ラノベみたいな引き伸ばしはなく、わりかし早期に決着がつくという現実っぽさが伝わりましたし。
鳥羽伏見の戦いは、途中で井上が行方不明になったのを除けば、
土方を始めとする新撰組の隊士達が、銃弾飛び交う死線を渡るのにハラハラさせられましたし。
火縄銃ではなく手持ち式の銃がデフォルトで普及した明治以後の函館での戦いも、
剣術が主体の白兵戦にきっちりと持ち込む新撰組の姿勢に、武士の心意気を感じましたし。
最後、長年死線を共にした愛刀の和泉守兼定を遺品として若年隊士の市村鉄之助に託し、
官軍に単騎特攻して討ち死にした土方歳三には涙なくして見られません。
ううむ、こういう時代の流れを突きつけられつつも、最後まで抗うってーのはやはり良いですねぇ。
こういう、一本気の通った男臭さのある人物を、私も描きたいものですなぁ。
あー、これ読んでると、渡辺謙さんが演じる新撰組隊士、吉村貫一郎が主役である、
『壬生義士伝』が観たくなってきた。
数年前の正月に一挙放送でやってたのを観たことあるのですが、もうね、マジ泣きしました。
鳥羽伏見の戦いでひとり敗走して、逃げ込んだ南部藩仮屋敷で自害して、
自分が稼いだ給金を故郷に残した家族に届けて欲しい、といったを血文字の遺書を残した場面。
アレはもう、我慢できませんでしたね。ホント、壮絶すぎましたし。
うーん、兄者がDVD持ってるから、今度借りようかなぁ。
でも、その前に、今抱えている仕事や同人のほうを解決しないとね。
ともあれ、わりと新撰組スキーな情熱が、再度よみがえったような先週でしたとさ。
ちなみに、現在大河ドラマでやってる香取真吾が主演の新撰組については、
『まあそんなのもありだろ』といった感じで見てます。
想像してたのよりもヘタレテイストな人物が多いなぁ、というのが主な感想(何)
歴史を取り上げた物語の人物像ってーのは、作品の一つ一つでかなり違ってくるものです。
小ネタ。
ある日、仕事帰りの電車の中で、傾奇者を髣髴とさせる格好のじーさんを発見。
カウボーイハット、クワトロ大尉みたいなサングラス、黒のトレーナーに赤色のベスト、
ネックレスやら指輪やらいろんな装飾品をゴテゴテと付けたそのじーさんは、
要約すると『年寄りに席譲れ』というセリフを大層大げさな表現で当り散らしていました。
とりあえず、私が譲っときました。全然不健康には見えないのですが、まあ、一応お年寄りですし。
それなりに感謝されまして、いろいろと身の上話とか武勇伝らしきものを聞かされたのですが、
私は適当に相槌打っただけで、ほとんど言ってることの意味わかりませんでした(何)
まあ、老人ってーのは話し相手になるだけで結構満足がいくそうなのですけどねぇ。
実際、そのじーさんも妙に満足げに電車を降りていきましたし。
にしても、あれはホントすごい格好だった。写真撮っとけばよかったぜぇ(やめなさい)
2004年 11月22日(月) 『ギリギリの戦い』
お詫び。
先週は仕事が忙しく、0000時近くに帰宅してソッコーでバタンキューという日々が続きました。
また、土日は同人の原稿を書き始めたため、図書室の方の執筆がまたも滞り状態。
今やっている仕事が12月中旬くらいまで工程が組まれていることから、
どうにもこうにも図書室の更新を一時止めねばならんようです。
いや、もうホント、同人の原稿すら危うい状態ですので。
お客様方にはホント迷惑かけますが、御了承くだされ。
あー、しっぽ男爵殿の仰る通り、仕事とHP経営と同人を全てこなせる人って、ホント神だよなぁ。
ちなみに、前作と同じように、原稿が出来上がってきたら一部だけサンプルをアップ予定です。
今回は、前回みたいに139KBの100ページな膨大量にはならないと思います。
あれはもう、とにかく無駄に長すぎましたもんねー。
ですので、皆様がお気軽に読めるよう、量をもっと少なめに、明るいテイストの作品を作ろうかと。
兎にも角にも、年内には全て書き上げたいものですな。
夜遅くの帰宅してから、夕飯食って寝る前のニュース番組をちょこちょこと見てたとき、
ちょうど兄者も居たので、一緒にニュース見てたのですが。
そのニュースの特集で、新人裁判官の仕事や判決等の練習風景が、テレビで放映されてました。
リクルートみたいなスーツを身にまとい、一生懸命に事に取り組む裁判官の卵達。
サスペンスや刑事ドラマでよく見る裁判官とは違って、貫禄のない半人前っぽさが微笑ましい。
いや、私も仕事場では半人前同然なのですが、それはともかく。
その風景を見たときに、私と兄者が交わした会話。
阪木『(尋問の練習をしている新人を観て)うーむ、あの子なんてセリフ噛みまくりやな』
兄者『ふ……カット! はいそこダメだよ〜。ちゃんと台本どおりに行ってくれなきゃ〜』
阪木『あんた誰ーっ!?(がびーん)』
兄者『時間も推してるんだから、もっときっちりやってくれ。ほら、行くよ、テイク2』
阪木『そ、それを私にやれと?』
兄者『ハイ、本番。5、4、3、2……スタート!』
阪木『…………。
……んー? なに?
どったの? 悪いことしちゃったわけ?
そいつぁーいけねぇ。あんたも人間なら、もっと全うに生きなきゃぁダメだ。
まあ、獄中で元気にやって、しっかり足洗うこった。
とりあえず、その、なんだ、(懲役)15年行っとく? 行っとく?
よっしゃ、文句ねーわな。んじゃ、判決ね。これにて閉廷〜』
兄者『……オーケイ! 完璧! お疲れさんした〜!』
阪木『いいのかこんなことでーっ!?(がびーん)』
セリフ噛みまくりの裁判官を見ていきなり監督口調になる兄者も兄者ですが、
それにゆるゆるなアドリブで応える私もどうかと思いました。しかも、セリフ噛まなかったし(何)
もうホントに仲良いな、うちの兄弟、と改めて思った一幕。
ちなみに、その新人裁判官を小バカにしてたわけではありません。それだけは御理解の程を。
こちらも夜遅くに帰宅した日のことなのですが。
夕食済ませてニュース見ようとした矢先に、家中がいきなり真っ暗闇になりました。
(;゜Д゜)
停電です。ブレーカー落ちたのではなく、本格的な停電。しかもこれは我が家限定ではなく、
付近の住宅一帯までもが全て真っ暗で、電灯すら点いていなかったのにびっくり。
こういうとき、星空が綺麗に見えたりするんでしょうが、この日はちょうど雨でしたので、
星明りも月明かりもなく静寂に包まれた窓の外は、なかなか不気味でした。
まあ、30分後には復帰したのですが。
復旧するまでの間は、携帯電話のカメラモードのコンパクトモードで明かりを点けてました。
ううむ、νジェネレーション(意味不明)
ちなみに、大騒ぎしたというわけでもなかったのですが、明かりが見つかってないうちは、
真っ暗闇の中をそれなりにてんやわんやした我が家だったのですが。
それに気付かず、既に就寝して大イビキをかいている私の父者はある意味強者です(何)
先週はめぼしい読み物が見つからなかったので、電撃文庫『終わりのクロニクル』を1〜2巻まで、
電車の中で再読了させたのですが。
ここまで読んできて、今回の話を楽しませつつ、各所で次に繋げる描写があって感心。
特に2巻なんて、3巻で初登場の飛場少年や美影さんに関する話題がちらちら出てきてましたし。
全体的に、このシリーズは『何度読み返しても面白い』作品なのですな。
次巻に出て来る舞台装置のための伏線の使い方が、ホントに巧い。
無論、その巻限定での伏線についても然り。
これでまだシリーズの半分も終わってないのですから叶わない。
私は今後も、何度も読み返しながら、このシリーズを買い求めていくんだろうなぁ。
違和感のない伏線の敷き方、これもまた武器の一つである感じたこの頃。
この日記を書いてるときに仕入れた情報なのですが。
ドラえもんの声優さんが入れ替えだそうですね。
最近は全然観てなかったのですが、子供の頃は少なくとも毎週欠かさず観ていて、
なおかつ映画も何作か実際に観に行ったことあるだけに、あの声をもう聴けないとなると、
時代の流れを感じると共に、とても残念だと思います。
ともあれ、25年に渡ってドラえもんの声を演じ続けてきた大山のぶ代さん他、声優の皆様方、
ホントに、お疲れ様でした。
機会あらば、もう一度だけ、皆様が演じているうちにドラえもんを観ようかと思っています。
にしても、後継が決まった後のドラえもんは、一体どうなりますことやら。
最近目立って知ってる若手声優が植田佳奈さんか能登麻美子さんくらいしかいない阪木にとって、
これは由々しき事態だと思いマス(それもどうか)
昔は声優に結構詳しかったのですが、今はほとんど疎いこの状況。
今は若手でこんな人がいますよーっていうのがありましたら、誰か教えてくだされ。
実際声を聴いてみて、我が小説キャラのCVのイメージにしたいと思います(マテ)
2004年 11月29日(月) 『ただいま調整中』
現在、同人第二作の原稿はテキストにして合計30k。
全体的に考えて、進行率にしてみれば50%といったところかな。
え? 『以前に比べてちょっと少なくないか』って?
はっはっは、以前のが多すぎただけです。
今回はなるべく、同人誌としてあるまじきサイズで、なおかつ内容はしっかりさせるのが目標。
ですので、合計が60kとなると、予測ページ数は48ページ。ううん、平和だねぇ。
……それでも普通のよりかは多いような気がするのは気のせいですかそうですか。
ともあれ、当日の発行をお楽しみに。誰がメインかもきちんと決まったことですしね。
最近、池波正太郎作の新潮文庫『剣客商売』にはまっています。
はいそこ、またもや時代物かとか言わない。
好きなんですよ、時代劇とかそういうやつ、昔っから。
果ては暴れん坊将軍の二次創作すら書きたいと思っているほどに。
……需要、思い切り無さそうなんですが。
まあ、そんなことはともかく。
この剣客商売というシリーズ、16巻もあるので詳しいレビューはしないのですが、結構はまります。
何処にはまれるかと言うと、主人公の秋山小兵衛や秋山大治郎の殺陣とかそんなじゃなくて、
江戸時代(老中が田沼意次だった時代だから江戸中期)の文化や風俗、
町内にある居酒屋や蕎麦屋といった店の種類、百姓や町人といった身分の者の暮らし、
旗本御家人の働き方などが良く描写されている点でしょうか。
当時の人の物言いや口調などもはっきりと特徴が出てますし、なんといっても、テンポが良い。
それでいて、一つ一つの事件がちゃんとした短編物語で纏められているので、
シリーズ短編ものを目指していくには最適だと思います。
毎回しっかりと活躍をするレギュラーキャラ、事件や小話の種を作るゲストキャラ。
こういう仕分けの絶妙さが、このシリーズのいいところですな。
現在第5巻まで買い揃えてるので、まだまだ序盤といった状態。
時間をかけて、少しずつ買いそろえて行きたいものです。
にしても、登場人物の一人である女武芸者、佐々木三冬がやたら可愛い。
剣術の名手であり、男みたいな扮装を好んで着ている三冬さんなのですが、
三巻辺りから、知り合いで憧れの男性である秋山小兵衛の息子、
秋山大治郎への想い(?)を日に日に募らせるのですよ。
その気持ちが自分で何であるかわからず身悶えしたり、大治郎に会って妙に意識する場面なんて、
昨今の萌えキャラにも引けを取りません(何)
特に可愛かった点はと言うと。
四巻では、大治郎を『これでもか、これでもかーっ!』と剣術稽古で打ち負かす夢を見るのですが。
その後に『これでもか、これでもかーっ!』と大治郎の服に手をかけて濡れ場に突入しようとする
そのエロい妄想力は、読んでて一瞬ぶっと吹き出してしまいました(電車の中)
いや、普段の三冬さんはエロキャラじゃなくて、四巻の時点でもむしろ処女なんですけどね(最低)
無意識の成せる技でもそれはすごいなーってか、今年の流行語大賞になりそうだ、これ。
基本的にギャグ小説じゃないと言うのに思わずぷっとさせるなんて、恐るべし池波正太郎(何か違)
そりゃマリみての由乃さんだって、愛読書として好きになるはずやわ(もっと違)
というわけで、さあ、みなさんご一緒に。
これでもか、これでもかーっ!
…………。
バーカ、俺のバーカ。
善良な閲覧客を扇動してるんじゃないよ、私。
さて、11月は小説やCDや漫画等、それといって欲しいものが見つからず、
衝動買いも無かったのでほとんど散財しなかったのですが。
12月はなにやら、最初から欲しいものがずらずらと揃ってますよ。
今現在、確認してるだけでもこんな感じに。
『終わりのクロニクル4・上』 12月10日発売
『School Rumble』第7巻 12月中旬発売
『HELLSING』第7巻 12月27日発売
岡崎律子さん最後のアルバム『For RITZ』 12月29日発売
うーむ、かねてより長らく楽しみにしていたものばっかりです。
この年末は、財布の紐がタダでは済まなさそうな予感。