2004年 5月

 我が一週間へ


 2004年  5月3日(月)  『たかが燃え、されど燃え』


 20000HIT御礼。
 まさか、一年経たない間にここまで行くとは思いませんでした。
 それもこれも、ひとえに、皆様の御贔屓のおかげです。
 これからも、よろしくお願いします。

 つい先日、聖杯戦争を完結させました。
 いやー、ホント面白かったですなぁ。
 とりあえず、今週は各シナリオと全体の感想を書こうかと。キャラレビューはまた来週に。
 ネタバレとなりますので、とりあえず反転させて読んでください。
 まだ未プレイの人は、反転させない方向で。
 ちなみに、評価は☆10個で満点で、★は0.5点換算でお考えください。

 ・Fate
 評価 …… ☆☆☆☆☆☆☆☆
 ヒロインがセイバーのシナリオで、必ず最初に通るルート。言わば、第一話。
 大筋でいうと、最初から最後まで、バトル漫画の王道ともいえるシナリオ。
 だが、王道は王道でも、このバトルはすごく燃えます。
 最低2日に1回はバトルが必ずあるので、その度に阪木の心は熱く滾りました。
 実力伯仲もあれば、敵に圧倒されるのもあり、ライバル同士が手を組んで戦うものまで。
 あと、アインツベルンの城で士郎達がイリヤスフィールとバーサーカーに追い詰められ、
 そこで、アーチャーが凛に死亡覚悟で足止めを頼まれたときのセリフ。
 『ああ、時間を稼ぐのはいいが……別に、アレを倒してしまっても構わんのだろう?
 私はこれで、この男を一発でこのゲームの燃えキャラに認定。
 だって、嫌味も何もなくカッコ良かったんだもん(笑)
 それだけに、その後のアーチャーとバーサーカーの戦闘が描かれなかったのが非常に残念。
 エンディングに関しては、とても綺麗でした。
 セイバーことアルトリアが、元の時代で戦いから開放され、永遠の眠りに就いたときの清々しさ。
 これが評価の上昇を決定付けましたな。
 ただ、アーチャー、ランサー、アサシンの死に際が描かれなかったのがどうにもこうにも。
 アーチャー、ランサーはまだいいのですが、アサシンはいつの間にか消え去ったって感じですから。
 原因は後々でわかったのですが、この話に限っては、少し不完全燃焼気味でした。
 この点のマイナスも踏まえて、評価は☆8つです。

 ・Unlimited Blade Works
 評価 …… ☆☆☆☆☆☆☆☆☆★

 士郎の同級生で、高レベルの魔術師である遠坂凛のシナリオ。第二話。
 というか、凛との恋愛はおまけで、言わばこれは主に士郎とアーチャーのためのシナリオ。
 あと、ライダー以外のサーヴァントとキャラ燃えシナリオ。
 『Fate』でイマイチ輝けなかったサーヴァントが大暴れ。
 そしてなおかつ、『Fate』で活躍したセイバーとバーサーカーも変わらず燃えでしたし、
 これは本当にエロゲーなのかと思わせられるほど、いろいろ燃えと意外性が詰まってました。
 マスターが強制的に変わったとしても、自分の理性を保ち続けたセイバー。
 禁呪や得意の高速神言による魔術を使いまくって、序盤中盤の敵役を立派に果たしたキャスター。
 大ピンチの士郎と凛に味方をし、心臓をブチ抜かれても倒すべき敵を倒して見せたランサー。
 マスターが消え去ったとしても、最強の敵との闘争を望み、決着をつけ消えていったアサシン。
 召喚されてから最後までマスターの少女の盾であり続け、壮絶な最期を迎えたバーサーカー。
 キャスターに強化されているとはいえ、素手でセイバーとまともにやりあう葛木先生。
 ラストバトルで、アーチャーの固有結界『無限の剣製アンリミテッドブレイドワークス』を発動させる士郎。
 そして、理想を叶えた結果の自身を許すことが出来ず、それを消し去るために永い時を待ち続け、
 士郎との戦いと、改めて確認した凛との絆で自分の答えを得たアーチャー。
 ラストの凛のアーチャーとの別れは、涙を
流すとまで言わずとも、心の中で泣きっぱなしでしたよ。
 絆を言えば、イリヤとバーサーカーのアレも心にグッと来たのですが、
 その後に起きたイベントには私、思い切り凹んでしまいました_l ̄l○
 燃えに燃えたのに☆10個ついてないのはそのためです。イリヤがとても救われなかったので(涙)

 ・Heaven's Feel
 評価 …… ☆☆☆☆☆★

 士郎の同級生の妹で、後輩である間桐桜のシナリオ。第三話。
 全部の話の中で、一番エロくてグロい。
 この形容を一つに纏めるにはどう表すべきか……ふむ。エグい(まんまじゃねーか)
 莫迦はともかく。いやー、この話は……なんというかですねー。
 イレギュラーが多かったり、サーヴァント達の扱いがライダーを除いてとっても悪かったり、
 そうかと思えばヒロインのはずの桜が最強のラスボスになったり
 賛否両論が分かれる展開が多々だったと思われます。
 いや、第一話、二話では思い切り敵だった言峰の面白い一面や、信念らしきものが垣間見れたり、
 バーサーカーが消えた後のイリヤが純粋に可愛いく、なおかつ生き様がとても立派だったり、
 士郎がこの話限定で、惚れた女のために『正義の味方』という自分のお題目を蹴飛ばしたり、
 ライダーが『Unlimited Blade Works』で即死だった分け前を取り戻すが如くの大活躍だったりと、
 いろいろと見所は充分でしたけどね。というか、ヒロインの桜、案外どうでもいい(何)
 今までの二つに比べて戦闘が少なく、猟奇的な部分が多く、しかも一番冗長でしたので、
 昂ぶってきた心が冷めていく感が否めなかったですね。
 といっても、ラスト近くでの、ライダーと黒セイバーの宝具の打ち合いは結構燃えましたが。
 ラストで、士郎がキャスターの宝具を投影して桜の影を解除したのはグッド。
 『おお、まさか、ここで使ってくるとは』と思わされました。
 エクストラでの言峰とのバトルも、戦う死に体の二人の泥臭さ(誉め言葉)が良かったです。
 エンディングは……可といえば可なのですが、この長旅の最後としては弱いよなぁと。
 最後を飾る話にしては、少し微妙といった感じでした。
 だから、全体的に評価は若干低めです。

 総括
 全体評価 …… ☆☆☆☆☆☆☆☆

 シナリオ大筋の流れは先の通りですが、私がノベルゲームで一番大事と思っている、
 キャラの日常シーンはどうかともうしますと。。
 セイバーとの鍛錬、凛や他の友人との学園生活、桜とのお料理教室、藤村先生や皆で囲む食卓。
 それぞれがそれぞれでこの日常を大事と思うことが出来る場面が多かったので、
 評価は上々といったところです。
 特に、士郎の家政夫っぷりと食事するセイバーの犬っぷりには、思わずクスリ。
 やっぱり山場ばっかりではなく、こういうのは外せないなぁと思います。
 なんだかんだ言いつつ、アーチャーとランサーのファーストバトルで引き込まれてから始まり、
 春の桜を見て幸せを噛み締める結末に終わったこの作品。
 普通にとは言わず、とっても面白かったですね。何より、バトルが燃えましたし。
 静止画のバトルをここまで燃えに昇華できるとは思いませんでした。
 いやー、ファンディスクか何か出たら、それもまたプレイしたいかと。
 総プレイ時間は43時間+αでした。

 こんなところで。
 まだやってない人は、やってから見ましょうね。ていうか、やれ(何)
 で、お次は待ちに待ったCLANNADですよ。
 その実、発売日の4月28日にはもう購入済だったんですけどね。仕事帰りに
 やりかけのものはちゃんと終わらせてから移るようにしないと、どっちにも失礼だと思いましたので、
 今現在はまだ手をつけていない状態だったりします。だから、このGWにさくさくやっていこうかと。
 さて、Keyの最後の作品でもあると一部で噂されているこのCLANNAD。
 その運命や、如何に。


 富士見ファンタジア文庫『フルメタル・パニック!』の新刊、『音程は哀しく、射程は遠く』を読む。
 フルメタは高2の頃から読んでいて、私が愛してやまない作品の一つなのですが、
 最近何かと刊行ペースが落ち気味なので、熱はある程度冷めつつも。
 読んでいると、フルメタのことを決して嫌いになんてなれない自分がここにいる。
 なんだかんだいいつつも一つの作品としてのレベルは高いし、
 軍事戦争に於ける戦術や外国の情勢の細かなところまでしっかりと描写されてるし、
 作品特有の出し物であるAS(アームスレイブ)の設定の磐石さをこの巻で思い知らされたし、
 登場人物のテッサは、私の中ではフルメタ読み始めた高2の頃から今までそしてこれからもずっと、
 不動の.1萌えキャラであろうことを確立させているわけですし。
 なんだかんだいいつつも、私はこの作品が好きなんだなぁ、と改めて思います。
 感想。
 短編集なので、それぞれの作品にレビューを。
 こちらもネタバレですな。こっちはいつもの小説レビューなので、評価も反転もつけてません(何)

 ・音程は哀しく、射程は遠く
 前後編の二話構成で、主人公・宗介の戦友であり<ミスリル>の伊達男、クルツくんのお話。
 てか、改めて読んでて、戦国無双の雑賀孫市と重なったような気がしたのはここだけの秘密。
 狙撃手だし、軽薄だし、女好きだし、そうかと思えば内側はすげぇ漢だし。
 閑話休題。ちなみに、初出はクルツの方です。
 いつも軽薄なクルツがマジモードになるお話は、大体こんな感じなんだろうなーと予想してました。
 人生が上手くいかずとも、それを受け止めれるか否か。
 そして、受け止めて、そこから自分はどのように行動すればいいのか。
 それは誰に於いても一度は考えなくてはいけない、命題なのかもしれません。
 クルツや、短編のゲストキャラである椎原先生は、その命題をこの時にクリアできたのでしょうな。

 ・エド・サックス中尉のきわめて専門的な戦い
 ASの設定短編その1。
 どうもコメントしづらいけど、わかることは一つ。
 フルメタの二次創作では、オリジナルASを無闇に作っちゃーいけませんってこと。
 私みたいに生半可な小説家には絶対使いこなせない領域です。
 こういう壮大な設定を組み、使いこなせないから、私はまだ未熟なんだなーと実感した物語でした。
 うーむ、その点で言えば、ツァラトゥストラのように地のある設定を築き上げれるβさんが羨ましい。
 にしても、クルツが『ヒューン』とか『ここでグッと』とかそういう擬音表現を連発している辺り、
 この男は絶対、長嶋茂雄を尊敬しているに違いない。さすが日本人に最も近いドイツ人(笑)

 ・女神の来日(温泉編)
 期間限定で陣代高校に留学中であるテッサ大佐のお話。
 なんつーか、もう、エロい
 テッサを含め、レギュラーキャラの女性全員がもうそれはそれはエロいことに。
 直接表現とかそういうのはないにしろ、あの細かすぎる描写は下手な表現よりもエロかったです。
 私はフルメタにエロを求めない人間なのですが、こればっかりはどうにもグラグラと来ました。
 で、それをその目でしかと確認しようとする漢三人組がまた熱い。
 特に風間くん、種の種パッチンパワーアップのパロディまでやるとは。
 『いいのか、そんなことまでやって』と思いつつも、笑いを堪えて読んでいた阪木なのでした(笑)

 ・よいこのじかん 〜マオおねえさんとアームスレイブにのってみよう〜
 ASの設定短編その2。
 はっきり言って、難しすぎというか、専門的すぎ。
 読むのがすごい疲れました。
 この短編、どうも、作者の賀東先生が専門知識をひけらかしてるようにしか見えないので、
 設定の深さには感服ですが、感情移入の点では不合格な作品。

 ・ある作戦直前の一幕
 宗介とクルツがケンカするお話。
 マオ姐さんのチームリーダーとしての悩みがよく出ています。
 かつての二人は、一度命のやりとりを行った敵同士であったという事実。
 世間は広く、それでいて狭い。
 そして、一時にいがみ合いながらも、仲間としての絆は揺ぎ無い。
 それがわかりやすく、はっきり伝わってきた辺りは、ささやかに良い作品だと思いました。

 さて、フルメタは現在佳境なのだそうですが、終わるにはまだ少し時間がかかりそうですな。
 私としては、もうそろそろ潔い終わりを迎えていいのではないかと思ってます。
 刊行ペースが落ちてしまった今、冗長が過ぎるよりも、その方がすっきりしますしね。
 好きだからこそ、終わりは綺麗に。
 これが、私のいちファンとしてのささやかな願いだったりします。

 2004年  5月10日(月) 『待ち人が来たりてその甲斐を証明する』


 あー、先週はもう、執筆そっちのけでCLANNADにハマってました。
 CG回収率は100%フルコンプリート。
 てゆーか、やばい。もうやばすぎ。普通に面白いとかそういうレベルではないっす。
 次から次へと、物語を求めてしまうこの引き込み力は、鍵の真骨頂というしかないというか。
 こりゃもう既にギャルゲーじゃなくて、純然たる「物語」ですよ。恋愛なんておまけです。マジで。
 それだけ引き込まれる「物語」が多々でした。
 でも、まだ行ってない箇所があるそうですので、詳しいレビューは来週の日記にて。


 先週の日記の約束通り、Fate/stay nightのキャラレビューをしようかと。
 同じくネタバレに付き、レビュー文だけ反転させております。
 評価は☆10個で満点で、★は0.5点換算です。
 ついでに、この評点はあくまで阪木の見解ですのでご了承を。

 ・衛宮士郎
 評価 …… ☆☆☆☆☆☆☆
 本編の主人公。選択肢さえ間違わなかったら、どれだけ傷を負っても死なない半不死身人間。
 物語が進むにつれて、『無限の剣製アンリミテッドブレイドワークス』までやるほどレベルがインフレしてしまう人。
 でも、その持ち前の家政夫っぷりで日常を楽しませてくれましたので、評価は上々。
 エロゲの主人公にしては珍しく、やったら性格が頑固だったような。

 ・セイバー
 評価 …… ☆☆☆☆☆☆☆☆★
 メインヒロインの一人で、士郎のサーヴァント。真名はアルトリア。
 ささやかキャラなので阪木の萌え要素はピンピンなのですが、どうしても燃えの方が勝る。
 『Unlimited Blade Works』にて、マスターが代わっても士郎の剣であり続ける意志が特に。
 日常のシーンにて、士郎の料理に病み付きになっていくそのイヌっぷりはなかなかに笑えました。

 ・遠坂凛
 評価 …… ☆☆☆☆☆☆☆☆
 メインヒロインの一人で、士郎の同級生。
 魔術師としてのレベルはかなり高いのだけど、いざというときにドジを踏む人。
 でも、全ストーリーでコンスタントに活躍するので、何気に美味しい役をもらっています。
 ヒロインというより、『強力な仲間の一人』という要素の方が強いのではなかろうか。

 ・間桐桜
 評価 …… ☆☆☆☆☆★
 メインヒロインの一人で、士郎の後輩。このゲームのエロ担当。
 『Fate』や『Unlmited Blade Works』で目立たなかった分、『Heaven's Feel』ではヒロイン兼ラスボス。
 でも、その影薄さからか、阪木にとってはわりとどうでもいい(何)
 魔術師だったという事実はナシで物語に関わってほしかったのですが、こりゃ如何に。

 ・アーチャー
 評価 …… ☆☆☆☆☆☆☆☆☆★
 凛のサーヴァント。真名はエミヤ。言ってみれば士郎の理想が最大限に昇華した英霊。
 阪木の中では、Fate/stay nightの最燃えキャラ。
 随所に出てくる嫌味のないカッコよさ、心の奥底に隠されていた信念、
 『Unlimited Blade Works』のラストでもう一度確認できた凛との絆は本当に良かったです。
 というか、彼のことをディアッカだのなんだのぬかす奴は、即刻腹を切るべきだと思います(何)

 ・ランサー
 評価 …… ☆☆☆☆☆☆☆☆★
 7人いるサーヴァントの一人で、名の通り槍使い。真名はクー・フーリン。
 キャラ的に文句なしの燃えなのですが、序盤と終盤しか見せ場がないのと、
 あと全ストーリー死んでしまうのは非常に残念としか言いようがない。うーむ、損な役回りだ。
 でも、その数少ない見せ場がこれまたカッコよかったので、評価はかなり上向き。

 ・言峰綺礼
 評価 …… ☆☆☆☆☆☆☆
 凛の師匠で、聖杯戦争の監視役かと思いきや、ランサーのマスターなんてやっちゃってたり、
 そうかと思えば英雄王ギルガメッシュのマスターなんかもやっていたり、
 『Fate』ではラスボスだったり、でも『Heaven's Feel』では一時とはいえ味方だったりと、
 意外性を見せてくれる神父さん。
 士郎の天敵キャラだっただけに、麻婆を汗たらしながら食ってる図には大爆笑。


 ・イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
 評価 …… ☆☆☆☆☆☆☆★
 位置づけはサブヒロインなのでしょうかねー。通称イリヤ。このゲームのロリ担当。
 最初辺りは性格がかなり凶悪でしたが、ゲームを進めるにつれて、バーサーカーとの絆、
 士郎との日常のやりとり、『Heaven's Feel』での、聖杯の『器』としての生き様がとても良かった。
 エロ要らないから、この娘のシナリオをください(切実)

 ・バーサーカー
 評価 …… ☆☆☆☆☆☆☆
 イリヤのサーヴァントで、真名はヘラクレス。最強属性だけど、ラスボスではない。
 『Fate』では敵役として序盤から中盤にわたってセイバー達を苦しめ、
 他のシナリオではその12の命が尽きるまでイリヤの盾であり続けた。
 凶戦士化されているとはいえ、イリヤを守ろうとするその姿勢は見事の一言。

 ・藤村大河
 評価 …… ☆☆☆☆☆☆★
 士郎の姉貴分。通称藤ねえ、もしくはタイガー。このゲームのギャグ担当。
 聖杯戦争に巻き込まれた側の一般人だけど、物語には深く関わらない。
 でも、全物語の日常パートには絶対といっていいほどに欠かせないキャラで、
 言わば、彼女がいてこそ士郎の穏やかな日常が成り立っているといっても過言でもない。

 ・ライダー
 評価 …… ☆☆☆☆☆☆☆
 桜の兄である慎二のサーヴァントと思いきや、結局は桜のサーヴァントに。真名はメドゥーサ。
 思えば、『Fate』では敵として、『Heven's Feel』では味方として、セイバーと宝具打ち合ってますな。
 小手先より大味な部分での燃え印象が大きかったです。
 『Unlimited Blade Works』では速攻でキャスターに殺られちまいましたけどね(涙)

 ・間桐慎二
 評価 …… ☆☆☆★
 士郎の同級生で、桜の兄で、ライダーのマスター(仮)
 言って見れば、小物キャラ。ドラ●もんで表せばスネ●みたいな感じか(ひでぇ)
 見ててムカつく辺りは、小物としての役回りをちゃんと果たしているということなのか。

 ・アサシン
 評価 …… ☆☆☆☆☆☆
 真名は佐々木小次郎。渋キャラなんだけど、全サーヴァントの中では一番扱いが悪い。
 もうちょっと目立たせてあげてもよかったのではと思うほどに。
 それだけに、セイバーとの対峙の時はとても輝いていました。

 ・キャスター
 評価 …… ☆☆☆☆☆☆★
 真名はメディア。魔術を得意としているサーヴァント。実は、アサシンのマスター。
 『Unlimited Blade Works』では、得意の魔術と反則で序盤から中盤までやりたい放題。
 性格捻じ曲がっているかと思えば、それは魔女としての運命を受け入れ、
 惚れた男に尽くそうという信念所以だったのには、なかなかの純粋派キャラだと思わされました。


 ・葛木宗一郎
 評価 …… ☆☆☆☆☆★
 士郎の学校で先生をやっているが、実はキャスターのマスターだったりする。
 冷徹キャラかと思えば、超武闘派。まさか、セイバーと素手でやりあうとは思わなかった。

 ・ギルガメッシュ
 評価 …… ☆☆☆☆☆
 前聖杯戦争から現代まで残っていたサーヴァント。アーチャー。言って見ればイレギュラー。
 イレギュラーなだけに、私はこの男を気に入ってません。
 なんだか、必然的にラスボスの地位になってしまうじゃねーかと思いましたので。
 でも、『Heaven's Feel』では桜にあっさりやられてしまったので、とりあえず評価は同情点。

 ・間桐臓硯
 評価 …… ☆☆☆☆☆
 間桐を影で牛耳ってるじーさん。『Heven's Feel』限定キャラ。
 ある意味、士郎に続くタフキャラなのではなかろうかと思わされるほど、しぶとい奴でした。

 ・真アサシン
 評価 …… ☆☆☆☆☆
 真名はハサン・サーバッハ。ガイコツ仮面で、間桐臓硯のサーヴァント。イレギュラーその2。
 こちらも、『Heven's Feel』限定キャラ。
 桜の影の助力でいろいろ金星をあげているが、何気に、ボコにされまくる場面が多くて哀れ(笑)

 ・衛宮切嗣
 評価 …… ?
 主人公の養父。故人。前聖杯戦争ではセイバーのマスターだった人。
 この人が、『正義の味方』という士郎の道標を定めた。
 聖杯戦争が終わった後にも士郎の道標となり続けているのは、ある意味すごいことだと思う。

 ・その他のキャラ
 一成くん、美綴さんなど。士郎や凛の学生生活を彩っています。評価はつけてません。
 それにしても、プロローグで出てきた凛のクラスメート三人娘は、
 プロローグで出たっきり出番ナシというのはどうか。

 以上。
 優先順上位5名で言えば、
 アーチャー > セイバー > ランサー > 凛 > イリヤスフィール 以下続く
 といった感じですな。
 やっぱり、物語ってーのは、男キャラもちゃんとした活躍の場がないとねー。
 作ったキャラが無価値で終わるってーのはやはり哀しいことだと思うのですよ。
 私も私で、物語に存在する意味が確立しているキャラを作りたいものですな。


 今月の月刊ジャンプ
 少しつまらないのが増えてきたなーと思う今日この頃。

 ・リボーンだよ! シロンくん
 今月からの新連載。要らない
 ギャグマンガらしいですが、滑りまくりの上、よくわからない。来月は飛ばし読み確定。

 ・ネコマジンがいる2
 今月の読み切りその1。鳥山明先生はこの漫画でしばらくやっていくつもりらしい。
 でも、鳥山先生だからって何やってもいいってわけじゃないと最近よく思います。要は、つまら(略)

 ・先生!
 今月の読み切りその2。前にやってたショートギャグの続編。
 相変わらず評価は微妙といえましたが、今月の新連載よりはマシなはず。

 ・5×8
 今月の読み切りその3。キャラに石川五右衛門なり何なりの偉人を用いてるけど、
 私には、単にバトル漫画を描きたいがための作者の口実にしか見えないのですがどうか。

 ・ロザリオとバンパイア
 連載第二回目。のっけから流し読み。
 評価低迷からの脱出はまだまだ無理なレベルみたいです。

 ・ギャグマンガ日和
 読んでて思わずプッと来る面白さ。これだ、これ。ギャグマンガとは正にこれを言うのだ。
 つーか、最後のラブレターの文面は、秀逸さすら感じてしまった(笑)

 ・ドラゴンドライブ
 前シリーズのキャラが集合してますな。前主人公の登場はまだらしい。
 現主人公、実はわりとシスコンだったのね。クライマックスの予感でも、まだ続きそうですな、これ。

 ・ノラ -NORA-
 連載三回目。あー、行かん。これは行かん。流れ的に、あと二話くらいで打ち切りの予感だ。
 生徒会長殿のあの傍若無人さが気に入っていたのにねぇ。

 ・CLAYMORE
 収拾が付けられないほどの大ピンチだったのですが、一応区切りは付いたそうです。
 はたして、過去に因縁があるこの助っ人、今は敵か味方かどっちか。

 ・I'll
 最終回じゃありませんでした。てか、茜と柊くんの友情燃え。カッコよすぎだ、この二人。
 今月のMVPなのではなかろうか。終わりそうで終わらないのですが、終わらなくていいです。

 ・なんだかコワレ丸
 ゆうりの母親登場。てか、こより殿が初めてしゃべった(笑)
 十二天将「天空」すら手玉に取るこのお母様は、Kanonの秋子さんと同じ最強属性の予感。


  2004年  5月12日(緊急)  『あなたのことを永遠に忘れない』


 シンガーソングライター、岡崎律子さんが、5月5日に永眠されていたことが今日わかりました。
 訃報が目に入ったときは、とても信じられない心地でした。
 でも、それは本当のことで。
 本当に突然のことで。
 すぐに受け入れられることではないとわかっているけど。
 私は、岡崎さんのことを永遠に忘れません。
 いつまでも、どこまでも。

 私は、彼女の曲に出会えて、本当に幸せでした。
 だから、言おうと思います。
 今まで、ありがとうございました。

 ずっと忘れません。
 あなたの声に癒されていたことを。
 ずっと忘れません。
 あなたの曲に安らげていたことを。
 ずっと忘れません。
 あなたの詩に元気付けられていたことを。
 ずっと、ずっと。
 忘れません。
 そして、これからも。
 あなたが残していったものを、私は愛し続けます。

 ここに、ご冥福をお祈り致します。

 2004年  5月14日(緊急)  『今が雨でも、この一歩先が晴れかもしれないから』


 どれだけ悲しくても、涙が出なかったのは。
 この言葉があればこそ、なんだと思います。

 今から入る、梅雨の季節。
 自分の歩む道の先にあるものは、穏やかな晴れがあるを信じて。
 長い雨に降られても、歩むことで青空が見えることを信じて。

 2004年  5月17日(月)  『今日もがんばろう、負けない強さを持とう』


 先週は本当に『立ち止まっていた』って感じです。
 岡崎律子さんの訃報のこともあり、執筆停滞のこともあり、仕事のこともあり。
 いろいろと錯綜しながらも、何とか乗り切ってる状態だった先週。
 今週は、少しでも前に進めるようにしたいものですな。


 先週は一杯一杯あって忘れがちだったのですが、先週の日記で記していた通り、
 CLANNADの感想をここで書こうかと思います。
 一部ネタバレありですので、反転させておきますね。
 おなじみ、評価は☆10個で満点で、★は0.5点換算ですよー。
 ついでに、あくまで阪木の偏見ですので、ご了承を。
 この作品は人によってかなり好みが分かれているそうで、阪木も阪木で偏ってたりします(何)

 ・岡崎朋也
 評価 …… ☆☆☆☆☆☆★
 この物語の主人公。普段は怠惰なれど、シナリオ次第では、
 男気溢れたり優柔不断だったりボケ担当だったりツッコミ担当だったりと、いろんな性格に変わる。
 まあ、ギャルゲの主人公ってーのはこんなもんなんだろうけどね。
 でも、草野球編では最後に美味しいところを持って行ったり、
 After Storyでの成長振りは結構目が見張るものがあったので、評価はそこそこ高め。
 燃えでは柳也殿(『AIR』SUMMER編主人公)に到底及ばないのですが。


 ・古河渚
 評価 …… ☆☆☆☆☆☆☆☆
 物語のメインヒロイン。そういえば、阪木は渚のシナリオで始まり渚のシナリオで終わったのだった。
 Keyのメインヒロインには珍しく、『うぐぅ』とか『がぉ』とか、そんな珍妙な口癖がなかったですな。
 まあ、好みが妙に特異なのは相変わらずなのですが。だんごっ、だんごっ。
 最初にシナリオが終えたときは『んん〜?』と思ったのですが、
 『これは絶対にまだ何かあるな』と思いつつ進めていたら、After Storyで見事に魅せてくれました。
 朋也と二人で頑張る姿はかなり心を打たれましたよ。
 というか、シナリオのみで見れば評価がEX状態ですので、その辺の加算はしていません(何)
 しかしまさか、草野球編ではピッチャーをやるとは思わなんだ。安打も1本打ってるしっ(笑)


 ・古河秋生
 評価 …… ☆☆☆☆☆☆☆☆★
 渚の父親。どこまでもバカ(褒め言葉)で、どこまでもいい父親で、どこまでもカッコいい人。
 妻の早苗さんに振り回されてたり仕事サボって野球に行ったりシモネタが多かったりと、
 『この人は本当に父親なのだろーか』という思いが結構あったのですが、
 家族のことや自分の住む町のこと、自分の周りの人のことを思うときにする一面は燃えの一言。
 朋也にとっても、彼は良い人生の指標になったことでしょう。サブキャラとして評価は上々。
 何気にガンダムヲタクという設定がナイス。あと、野球上手すぎだ、この人。


 ・古河早苗
 評価 …… ☆☆☆☆☆☆☆★
 渚の母親。てか、こんな若々しい人が母親というのもどうか。
 春原が『渚の姉』と間違えるのは、全然仕方のないことだと思えるほどに。
 全力疾走する程の泣き虫だったり妙な発明パンを作ったりと彼女のもいろいろ変な人なのですが、
 随所では達観したところを見せ、朋也や渚、または他の人達のことをいろいろ助けてくれます。
 あと、笑顔の子供達に囲まれる早苗さんを見たときは、少しほろりと来てしまいました。
 ホント、この人はいい母親です。


 ・春原陽平
 評価 …… ☆☆☆☆☆☆☆☆
 朋也の悪友にして、朋也の学生生活に於いて、無くてはならなかった存在。
 最初、私はこの男のことが少し気に入りませんでした。
 怠惰な生活、何でも腕力で解決しようとするその姿勢、後輩に対する恐喝じみた行為などなど。
 でも、物語を勧めるにつれて、いじられ役、三枚目役、協力役などいろいろこなし、
 いつしかこのCLANNADという物語のいろんな面を彩ってくれたので、評価は一転しましたとさ。
 彼のシナリオで朋也と殴り合う泥臭さ(誉め言葉)には燃えすら感じましたね。


 ・伊吹風子
 評価 …… ☆☆☆☆☆☆☆☆★
 朋也の通う高校の一年生。でも、実は朋也と同い年だったりする。ヒロインの一人。
 立場的には『Kanon』のあゆといったところですが、自覚している辺りはまた見所が違ってきますな。
 小動物みたいにちょこまかと動き回ったり、妙なトリップをしたりと性格もかなりきてるのですが、
 姉のために頑張るその様を見守る日常は、純粋に楽しかったです。
 クライマックスで、存在が消えかけながらも公子さんに彫刻をプレゼントしたときは不覚にも(涙)
 うーむ、ええ話でした。恋人として付き合うのは疲れそうなので、友達にしたいタイプですな。
 にしても、After Storyではおそらく25のはずが、あの性格のままというのも問題ありなのでは(何)


 ・伊吹公子
 評価 …… ☆☆☆☆☆☆☆
 風子の姉で、渚の恩師ともいえる御方。
 他、古河パンの常連だったり芳野祐介の婚約者だったり幸村先生の教え子だったりと、
 物語に於いてはいろんな人と繋がりを持っていた人でした。
 『いい人』とは、この人のためにあるものだと思う。


 ・藤林杏
 評価 …… ☆☆☆☆☆☆★
 朋也の同級生で、元クラスメートで、ヒロインの一人。
 ツッコミ役や場の纏め役を見事にこなしたり、他のキャラがシナリオの時も役割をこなしたりと、
 サブキャラ的要素が強いなーと思っているのですが、あくまで彼女はヒロインです。
 ちなみに、阪木にとっては、彼女のシナリオの評価が低かったりします。
 妹との三角関係の描き方や時折見せている心情は文句なしの出来だったのですが、
 何故、朋也のことを好きになったかは語られないままでしたので。
 ヒロインじゃなくてサブキャラ役だったら、評価はもっと高かったかも。


 ・藤林椋
 評価 …… ☆☆☆☆☆☆☆☆
 朋也の同級生で、なおかつクラスメートの委員長で、今日の双子の妹。
 こちらでは正真正銘サブキャラですが、杏のシナリオでは杏以上に目立っていたと思われる(何)
 てか、姉とのことで思い悩みながらも、朋也に優しい声をかけれる彼女はえらいと思う。
 何より、笑顔でお別れをいえた点もまた。
 でも、彼女の真骨頂は勝平のシナリオなのではなかろうか。
 『子供ができましたっ』と勝平に吐いた嘘には、笑いと彼女の必死さが同時に汲み取れました(笑)


 ・一の瀬ことみ
 評価 …… ☆☆☆☆☆☆☆
 朋也の同級生で、学年トップの秀才。ヒロインの一人。
 最初、『Kanon』の舞みたいな冷徹キャラ、もしくは『AIR』の美凪みたいな天然ボケキャラを
 予想していたのですが。天然ボケはあれど、性格お子様キャラでした。
 でもまあ、幼い頃に両親が事故死という、そうなってしまうほどのエピソードが用意されていて、
 なおかつその時の彼女の辛さは、計り知れないものだったというのがよく伝わっていました。
 シナリオの壮大さで言えば、After Storyの次に位置づけるのではないでしょうか?


 ・坂上智代
 評価 …… ☆☆☆☆☆☆☆
 朋也の後輩の少女。ヒロインの一人だけど、CLANNADでは一番のパワーキャラ。
 男言葉を使い、繰り出す蹴りの見事さから、『ヲトメ』と表現してもおかしいことはあるまい(何)
 そんな彼女が生徒会長を目指して、女の子らしくしようと努める様はなかなか微笑ましかった。
 あと、ちゃんとした目的を持って生徒会長になるという心構えにもとても共感。
 シナリオ自体は朋也が妙にキス魔になってたので、少し萎え気味だったのですが。 
 それにしても、64HITに到達するまで彼女に蹴り倒された春原は、よく生きてられたよなぁ(笑)


 ・幸村俊夫
 評価 …… ☆☆☆☆☆★
 朋也の通う高校の老教師。朋也と春原を引き合わせ、学校に繋ぎとめた人でもある。
 それだけ地味にすごい設定だというのに、シナリオでの登場が少なかったのが残念。
 もうちょっとスポットを当ててあげましょうよ(涙)
 真田の方の幸村(ゆきむら)を思い出したのはここだけの秘密。読みは「こうむら」です(何)


 ・芳野祐介
 評価 …… ☆☆☆☆☆☆☆☆
 町の電気工をしている人で、元ロック歌手。
 After Storyの序盤から、朋也の勤め先の上司として役回りをこなす。
 というか、この人がいないと勝平死ぬ(何)
 CLANNADキャラの中でまともな人かと思いきや、元歌手の性なのか、妙に詩人だったりする。
 語られる過去の中、公子さんと再会して漢泣きをするCGにはもらい泣きしかけてしまいました。
 人には、いろんな身の上があるものです。


 ・柊勝平
 評価 …… ☆☆☆☆☆☆☆☆☆
 町に出没する謎の宿無し少年かと思いきや、朋也よりは年上だったりする。
 妄想に没入したり、珍妙な理由でアルバイトの面接に落ちたりする日常が面白かった。
 あと、彼のシナリオでの春原の壊れっぷりも(笑)
 山場では癌であることが発覚(日常でそれとなく兆候が描かれてたのがナイス)しながらも、
 明確とした自分の信念を表に出し、運命を受け入れるその様にはかなり共感。
 そして、椋に説得されて、その人のためにもう一度人生をやり直そうという意気も○。
 このささやかにカッコいい生き様から、阪木のお気に入りキャラに認定されました。

 ・相楽美佐枝
 評価 …… ☆☆☆☆☆☆★
 春原の住んでいる学生寮の寮母をしている人。
 年上巨乳キャラとなるとその筋の人が好きそうですが、私はささやか愛好家なので無反応(何)
 莫迦はともかく、この人は面倒見の良さと折檻のバイオレンスさが目立ちましたな。
 ドロップキックとかジャイアントスイングとか、この人の技量はまさに未知数です(笑)
 そんな彼女も過去を持っており、その過去に触れることができたた朋也とは、
 今後どうなっていくのかが気になるところです。


 ・宮沢有紀寧
 評価 …… ☆☆☆☆☆☆☆☆☆★
 朋也の後輩。資料室で出会った少女。CLANNADの中で、阪木が最も萌えに萌えているキャラ。
 ちょっと抜けていて、それでいて癒される彼女の雰囲気。特有のおまじないが楽しい日常。
 怪我した怖いお兄さん達を手厚く介護する様。ストーリー全体の奇麗さ。
 そして、何と言っても特筆すべきは、『隠れ』甘えん坊であったこと。
 キャラクター紹介の頃から好みのささやかキャラだった上、こんな併せ技を用いられたために、
 彼女のシナリオをクリアした日は『あー、もー、可愛いなー』と萌え転がってしまいました(何)
 もし、彼女がサブキャラではなくヒロインという位置付けであり、CGももっと多かったならば、
 この6年阪木の中で萌えナンバーワンだったテレサ・テスタロッサすら超えていたかも知れない。
 ☆10個出ないのは、あくまでCGの少なさです(涙)


 ・春原芽衣
 評価 …… ☆☆☆☆☆☆☆★
 春原の妹で、中学生。兄が心配とかで、朋也達の住む町にやってきたのですが。
 なんと言うか、春原にはもったいないくらいの出来た妹だと思った。
 私、最近『妹属性』というのは食傷気味だったのですが、この娘で少し見直す気になりました。
 いやー、将来が楽しみなお嬢さんだ。
 というか、サッカー部の連中の性根はかなりひん曲がってましたな。
 これならば、春原はサッカー部を辞めといて正解だったかもしれないね。


 ・岡崎直幸
 評価 …… ☆☆☆☆☆
 朋也の父親。朋也とは同居ながらも他人同然の暮らしをしていた。
 それは、妻の病死から、息子のために何もかもを投げ打った結果。
 そういう描写がもっと描かれていたならば、好きになれたかもしれなかったのですが。
 如何せんそういう場が少なかったので、評価は不足気味です。


 総評
 評価 …… ☆☆☆☆☆☆☆☆☆
 前にも言ったような気がしますが、これはギャルゲじゃなくて、純粋な『物語』でした。
 構成、シナリオともに最高水準と評価しても行き過ぎではないでしょう。
 あと、存在が無意味なキャラというものが誰一人存在せず、横の繋がりも多かったのが高評価。
 主人公とメインスポットのキャラ、二人だけで物語を織り成しているのではなく、
 もしこの人達の誰か一人欠けていたら物語は成立しなかっただろうというほどに、
 今回はサブキャラの使い方が非常に良かったです。
 ヒロインよりサブキャラの方が評価高いのが多いはそのためです(何)
 無闇に感動させよう、ではなく、そのさせるべき感動が自然に出てきた作品でした。
 町全体が家族である、というのは名言として残るかもしれませんな。
 音楽も良かったですよー。各人のテーマ曲、日常の曲、山場の曲も然ることながら、
 ボーカル曲も充実してました。前作『AIR』みたいな神レベルとまでは行きませんがね。
 難を言うところといえば、登場キャラクターの割にCGが少なかったことでしょうか。
 サブキャラにもよく焦点を当てたためか、ヒロイン達のCGは割と少なめだったのですね。
 サブキャラが活躍するのは大いに歓迎ですが、もうちょっとCGを増量して欲しかったかな。
 あと、難易度がそれなりに難しかったりしたのも。
 序盤の選択肢を些細に誤って、エンディングに進めないということもありましたし。
 芳野さんを手伝わなかったために勝平が助からなかったり、
 渚に協力していなかったために風子のシナリオが成立しなかったり、
 バスケの練習に出なかったために渚ではなく幸村先生の方に行ってしまったり。
 他にも、それなりにフラグ立てが必要な場所が多々であり、攻略サイト参照せざるを得ない状況に。
 その辺りは、作業みたいな感覚が出来て、ちょいととっつきにくかったかな。


 こんなところで。
 兎にも角にも、発表から約2年半以上。
 それだけ待たされた甲斐は充分にあり、なおかつ、Keyの健在っぷりを確認できた作品でした。
 いやー、良かったですなー。鍵ファンだったら絶対に買いですよ。
 まだ購入してない人は絶対に買いなされ。これ、義務です(マテ)

 2004年  5月24日(月)  『計画の実現は成るか?』


 先週は、いろんなことでちょっと前に進めた気がします。
 ほんのちょっとですが。
 まあ、さらに前に進もうって気持ちのためにも、新コーナーも設立したことですし。
 といっても、まだ詳細謎のままなのですが。
 実現させるためにも、とっとと何を作るか考えねば。


 新天地に引っ越して、初めて髪を切りに行った。
 で、注文どおりに髪を切り終えて、仕上げに髭剃りをしてもらうのですが、
 その時に交わした係のおばさんとの会話。

 おばさん「
にいちゃん、髪の毛なかなか多いね

 阪木「
ええ、結構くせっ毛ですけど

 おばさん「
こりゃーそうそう抜けはしないね。ちゃんと手入れしてれば、将来も安心だよ

 阪木「
そりゃどうも、ありがとうございます

 おばさん「
でも、若いのにこんなに白髪混じりなのはマイナスかな

 阪木「
…………

 ……新天地に引っ越しても、私の白髪の多さは目立つそうです。
 そういや、引っ越す前の土地でも、親しい店員のおっちゃんによく言われてたような気が。
 まあ、行った散髪屋の腕はなかなかに良かったので、今後も利用するつもりなんですけどね。
 やはり前にWAKA君の言われたとおり、一度は染めるべきなのか……。
 といっても、青くは染めませんけどね
 にしても、この歳で白髪染めを利用しようとしている私は、一体何者だと自分で思わされます。
 答えは、22歳の若者(社会人1年生)なのですが。
 …………。

 
_l ̄l○

 自分で言ってて凹んできました。弱いな、私(涙)


 PCゲーム、シンフォニックレインを購入。
 音楽を担当しているのが故岡崎律子さんであり、絵もいい感じであることから、
 前々から興味はあったので思い切って購入。
 何より、岡崎さんが残していったものを一つでも持っておきたいですしね。
 とりあえず、金曜日の購入だったので、インストールして少々プレイした程度なのですが。

 
こ、これは難しい(゜Д゜;)

 音楽アドベンチャーということで、アドベンチャーの他にもミュージックパートもありまして。
 実際にキーボードで譜面の通りに、なおかつタイミングよく押さないと音楽が出来上がらないという、
 音ゲー要素もあるこのゲーム。その音ゲーのパートがこれまた難しい。
 私はDDRが足9、drummaniaもLv.60代と、中級の音ゲーマーなのですが、
 足でもドラムスティックでもなく、これは指先を使うゲームである上に押すキーも多いので、
 まるっきしタイミングが合わない始末。どっちかというとbeatmaniaUDXの分野ですな。
 こういう場合、実は手先が不器用という私には、なかなかに相性が悪かったりします
 うーむ、これを上手くこなさないことにはゲームをクリアできないと言うこの厳しさ。
 はたして、私は無事にエンディングを迎えることが出来るのだろうか。
 いや、『ゲームばっかりやってないで小説書け』って言わないで。
 書くべきときはちゃんと書きますので。
 そんなわけで、仕事もありきでドン亀進行になりそうなので、レビューはまだ先になりそうです。


 来週の日曜日に『NIJI ROCK FESTIVAL2』に行ってくるので、次の日記は少し遅れます。
 CAUSALITY他、今回参加されるバンドの皆さんの勇姿、とくと拝ませていただきますよ。


 2004年  5月31日(月)  『まだ耳鳴りが止まりません』


 というわけで、ついさっきまで『NIJIROCK FESTIVAL2』に行っていた阪木です。
 前の1のときもそうだったのですが、このイベント後から一晩は耳鳴りに悩まされます。
 こうなると、夜は結構寝苦しいですよねぇ。
 まあ、それだけ音量が大きくてなおかつ激しかったからというかなんというか。
 しかも、今回は会場がライブスタジオだったので、結構狭い場所での演奏だったのです。
 となると、室内に響くアンプとスピーカーの音がこれまた凄い凄い。
 うーん、今夜は眠れるのだろうか。明日も仕事だと言うのに(遠い目)
 閑話休題。
 今回も凄まじい音楽の応酬でしたな。
 その実、CAUSALITYのメンバーの人達とはあまり話す機会がなかったのですが、
 今回はあの雪村様がボーカリストとして復活していたことが印象的でしたね。
 前の夏の頃よりは外見の印象が少し変わっておられたのですが、ライブでの熱さはそのまま。
 観客の盛り上げを大きな声で煽り立てる舞台度胸はさすがの一言でした。
 我が友人であるWAKA君は髪の毛が伸びていたのでこっちも別人のようにも見えたのですが、
 本質はあまり変わってなかったようです。まあ、普段からメッセンジャで結構話したりしているし、
 前の会話のときなんて午後のマリみてネタで二人して大爆笑してましたしね(何)
 ギターの弾き方に激しさと特殊さが増した点、これまた成長に拍車をかけてましたな。
 これからライブ活動はしばらく休業なのが惜しまれるところです。
 まあ、WAKA君自身の仕事が忙しいから、仕方がないんだけどねぇ。
 ドラムの鞘野さんは、今回メンバーの中で一番磨きがかかっていたのではないかと思います。
 汗だくになりながらもバシバシとスティックを振るい、リズムを取るその姿がもう燃え。
 『うわ、この人、ホントに暦一年行ってないのか……』とすら思うほどに、お上手でしたよ。
 あと、ライブ後に少しの間でしたが私とdrummaniaの話題で盛り上がれたのはよかったですなー。
 今度彼とは、ゆっくりとゲーセンに繰り出したいものです。実力の差は圧倒的ですが(遠い目)
 他のメンバーの方々もいたのですが、阪木とは面識がない上、お話もしなかったので、
 少し割愛させていただきます。でも、とても良かったです、と一言だけ言わせてください。
 前回CAUSALITYにゲスト参加していた神楽さんとMai.kさんは、別のバンドとして参加。
 先頭バッターとして引っ張ってましたが、私としては、演奏間のやりとりが面白かったですな(笑)
 てか、その時、私も観客席から少しその会話に入らせてもらったのはここだけの秘密。
 勢いで行ってしまったのですが、お客さん達のウケは上々だったので何より何より。
 神楽さん達も快く私の横入りに答えてくれて、嬉しかったです。いやぁ、本当にいい人達だ。
 CLANNAD聖杯戦争の主題歌も出ましたので、とても満足でしたよ。
 にしても、お客さん達のノリのよさは相変わらずでしたな。
 何もかもが一つになるこの一体感は、ライブに来たときの特権ともいえるのでしょうね。
 手拍子、掛け声、みんなでやる即興の振り付け。
 観客は観客でやることがあるので、それが阪木にはとても楽しかったです。
 参加者の皆様、および出演者の皆様、お疲れ様でした。
 また、機会があれば行ってみたいものですな。


 ちょっとした、お仕事の話。
 現在私は、一週間かけて一つ、注文された仕様のプログラムを作成するってーことをやってます。
 一日一日、壁にぶち当たって、先輩さん達から教えてもらいながらこつこつ仕上げていくのですよ。
 なかなか厳しい作業なのですが、ここの人達はこれを最初の一歩としているので、
 阪木も一杯一杯ながらも着実に仕上げていっていたのですが。
 で。
 課題提出日の金曜日の出来事。
 さて、今日が期限だからチャッチャと仕上げようと、机に座ってパソコンの電源をつけてっと。
 受信メールと同僚の皆さんの行動予定表にも目を通して、いざ、課題に取り掛かろうと思ったら。
 その課題の途中までのデータが、ハードから消え去っていました。

 
( Д )     ゜  ゜

 『うわああぁぁああああっ!?(AA略)』と叫びたい衝動に駆られつつも、
 ハードの中身を改めてチェックしたのですが、見つからず。
 くっ、最初からやり直しかよ……と凹みかけたのですが、凹んでいる場合ではない。
 とにかく、憶えている限りのことを書き直したり、いろいろ考えながら作成していって、
 課題の提出を何とか間に合わせました
 ……もう、ほとんど限界に近くてしかも疲労困憊状態になったのですけどね。
 人って言うものは、追い詰められれば、何かと力を発揮してくれるものです。
 その日はそれを改めて理解した日となりましたな。
 ……わかるのはいいですけど、しょっちゅうこんなことがあるのは御免です(涙)
 研修中はいいけど、本格的な仕事になってからはきちんとバックアップとっとこうね、私……。


 我が一週間へ