2008年 9月
2008年 9月1日(月) 『体中がボロボロである』
この休日で、一昨日言っていた口内炎が増えたり、腰痛になったり、頭痛がしたりと、
なんだか体調がデフレスパイラルの限りを尽くしている阪木さんです。
しかも増えた口内炎ってのが舌にできてるもんだから、ロクに食事も取れません。
体中のあちこちが痛いし痛いし痛いしでたまらん。
なんかもー、私の中の歯車がずっと狂いっぱなし。
3ヶ月くらい時を戻せないかしら。ホントに。
しょーじき、この3ヶ月の間に体調面とか一方的に起こされた事故とか小説のスランプとかで、悪いことが起きすぎている。
それなりに良いこともあったけど、比率がもう、ねぇ。連鎖的な要因もあるけど。
厄年は過ぎたはずなんだがなぁ……。
久々に野球の話。
そーいえば、阪神は巨人相手の3連戦で塵のような負け越しを喫しましたね。
今でこそ優勝マジックが点灯しているものの、これでは優勝無理だろうなぁと思った。
よしんば1位通過できたとしても、クライマックスシリーズを勝ち抜けないなと思った。
何でそう思うのかって、打線に力強さがないから。
二線級の投手は打ててるけど、エース級の投手に対してはまったく頭も上がらないこの状態。
エース級が相手ならいやでも投手戦になるというのは存分に承知だが、『だから仕方ない』では困るのだよ。
どの球団でも、短期決戦でザコキャラを当ててくるわけでもあるまいて。
『いつまでも苦手といっている場合ではない』という気概を持って、阪神打線には残りの試合に臨んで欲しい。
あと、中継ぎも見事に崩壊してます。ジェフといい久保田といい。
アッチソンが頑張っているだけまだマシといえばマシですが、他の人に関しては序盤のような安心感がありません。
アッチソンが頑張ってなかったら、ぶっちゃけ今頃2位3位に落ちてたんじゃね?と思えるくらいに。
早急の建て直しが必要かと思われるのですが……ふむ。
終盤に来て歯車が狂いっぱなしの阪神タイガースの明日はどっちだ。
……つか、去年の10月あたりにも思ってたことなんだけど、ぶっちゃけクライマックスシリーズ要らねぇ。
たとえ阪神が2位になろうがなんだろうが同じことを思いますわ。
クライマックスシリーズ狙いとか、なんか、応援してる側はものっそい悲しい気分になるし。
去年3位で阪神がクライマックスシリーズ戦ってた時も、しょーじきどうでもいい感じがしましたしで。
この制度、見直してくれないかなぁ。無理ですか。そうですか。
Web拍手レス。
>( `ーωー´) 分かる、分かるぞサカンコその辛さは
>( `・ω・´) ビタミンBを取る・熱いもの冷たいものを食べない・歯磨きする時は患部をガードしながらを心がけるんだ!
( `・ω・´)ヽ(TvT )カチンコ……
そーいえば、カチンコも一時期口内炎で苦しんでたね。
私も現在、その辺気遣いつつ、サプリメントと野菜ジュースが欠かせなくなってきている日々です。
>過去ログ見てて思ったんですが、佳奈多ルートの筋肉カーニバル扱ってないのは、
>見逃してるとか?(小毬Maxに紅茶ひっかけた日)アレは筋肉革命以上の衝撃でした
いや、ただ単に全クリア後の感想に取り上げようと思っていただけ?(笑)
確かにアレは最初見たとき衝撃だったですね。
佳奈多さんのルートを含め、クドと真人はものすごい夫婦っぷりを発揮しています。
もうおまえら付き合っちゃえよ。
2008年 9月2日(火) 『リハビリ』
口内炎とかはまだ残ってるけど、腰痛とか頭痛とかそういうのは治ってきたので、
あと、夏バテ気味の身体を作り直すため、夕食後にジョギングにいきました。
2100時くらいとなると、犬の散歩をしてる人もわりとチラホラ居るものです。
でまあ。
偶然、あまり明かりがない夜道だったからなのかもしれないけど。
犬の散歩をしているおばさんをひゅいっと追い抜かしたら、おばさんにものすごいびっくりされた_l ̄l○
いくらこっちの身体がでかいとは言え、そりゃねーだろと思った。
おばさんに見えぬように涙ダッシュしたのは秘密だ。嘘だけど。
走ったらわりと気持ち良いね。
しばらく身体動かしてなかったから、明日絶対筋肉痛だろうけど。
でもつい最近、筋肉痛を恐れていて、筋肉は鍛えられないって誰かが言っていたので、何日か置きに続けるのも良いかも知れんね。
あとは小説書くための頭が回ってくれるかどーか、ううん。
■つーか、総理辞めちゃったんですってね
いろいろ税金とか物価とか引き上げに引き上げまくって投げっぱなしジャーマンENDとはすごいですね。
去年の今頃あたりも突然やめてませんでしたっけ?
もうこれは誰かが合衆国ニッポンポン\(●)/フラグを立てるしかありません(それもどうか)
2008年 9月3日(水) 『これ以上なくしたくはないもの』
梅雨が明けたとなれば、本格的な夏の到来となる。
日中は言わずもがな夏の陽射しの紫外線が存分に気温を上昇させ、夕刻となって陽射しの程度が柔らかくなったとしても、日中の余韻が大気に熱を維持させる。本日は特に猛暑日であったので、例えこのまま夜を迎えたとしても、涼しさとは無縁になりそうだ。
こういう日は冷房の効いた屋内でゆるりと過ごしたいという人が大半であろうが。
年に一度しか開かれない縁日の今宵、この場に集まる人々は誰一人としてそんなことを思っていないかも知れない。
――そして、彼女もその一人である。
「やあ、士乃さん。今年も来てくださったのかい? 光栄だねぇ」
「いえいえ、拝島さんには、私達の本家もいつもお世話になってますから」
「士乃ちゃん、今夜は無礼講だから、じゃんじゃか呑んでってね。折角成人したんだから」
「や……遠慮しておきます、明坂のおば様。アルコールはどうも……」
「おおぅ、士乃たんではないか、久しぶりだな。いつ見ても別嬪で凛々しいのう」
「正孝のお爺様、そんなこと言ってさりげなく私の尻ににじり寄ってこないでください。張り倒しますよ。容赦なく」
とある高原の地に立つ神社の参道にて並ぶのは、急ごしらえの出店の数々。行き交う人の賑わいはまばらと言ったところだが、決して少なくはない。
立ち並ぶ出店の主人や、参道を談笑ながら歩いて回っている人達から次々と声をかけられつつも、彼女――差音士乃(さおと しの)の対応は、小慣れたかのようにさらりとしている。
朱色の帯と紺の生地の浴衣に身を包み、手には水墨画の描かれた扇子を持っている長身の女性である。背中に流れる長い黒髪は水晶のような艶を放っており、首筋の辺りで藍のリボン一つにまとめられている。漆黒の釣り目、線の細い整った顔立ちは、衣装次第では男性にも見られなくもない容貌だ。
縁日という人の集まる場に於いて、彼女の存在はよく目立つ。
「ヘイ彼女、俺っちとロマンティック大統領も真っ赤に火照るラブに付いてトークしねぇかい? いいチチしてんなぁ、おい」
こうやって男から軽薄な声をかけられるほどに……なわけがない。
わりと聞き慣れた声での、なおかつ普段は聞けないであろう内容の棒読みだったのに、士乃は渋々ながら振り返る。
案の定、自分にとっては馴染みの深い顔があった。
「おまえは一体何を言っているのだ、笈」
「む? とある書物でかじった西部方言の亜流なのだが。士乃にはどうも受けが悪いと見える」
「見えるのではなく、そのまま受けが悪い。というより、おまえの冗談は笑えないものが多すぎだ」
「ほう、それだけブラックだったという意味か? あまりそういう要素を混ぜた憶えはないのだが……」
「ただ単に面白くないという意味だからな」
「……ふむ」
困ったように首を傾げつつも、全然深刻そうに見えないこの男性の名を、鐘鳴笈(かねなり きゅう)という。
しっとり系の短髪と、老けた感のある整った顔立ち。元より背の高い士乃よりも更に上回る長身なのだが、濃緑色の浴衣に浅葱色の羽織に包まれた体格は全体を通して針金のように細い。
そして、何より目を引くのは――浴衣の裾から見える右足の先が、金属になっていることだろうか。今のように彼が自分に向けて歩を進めてくる時も、ズ、ズ、と微かに引きずるような音が聴こえてくる。
――彼がそうなってしまった原因の一端を担っている士乃は、ソレを見るたびに心のどこかで痛みを感じるのだが。
外面は平静のまま。
「何か用か、笈。私は今、先達の方々への挨拶回りで忙しい」
「つれないことを言うな同期の桜よ。近くで見かけても声をかけない、などという薄い義理でもあるまい」
「……正論なのだが、声のかけ方に問題があることには突っ込んではいけないか?」
「ふむ、そこまで不評だったとは。後日、重三センセイに抗議文を送らねば」
「…………」
そんな自分とは裏腹に、のほほんとマイペースなこいつがなんというか疎ましい。
士乃のためにそのような態度を振舞っているとか、単に空元気を表面に出しているとか、そういう無理をした空気でもない。本当に、いつも通りのまま。本当に――何もなかったかのように。
「それにしても久しぶりの再会だというのに、私に対しては、士乃はいつも通りの仏頂面なのだな。せめて、老人達に挨拶しているときのような愛想笑いだけでも、少しは私に向けてくれないものか」
「嘲笑なら向けてやらないでもないぞ。ほら、コレで満足か」
「ふむ。素晴らしくセメントな笑顔だよ、士乃。私はキミのそういうところが気に入っているかもしれない」
「……逆に訊くぞ、笈。もし、愛想笑いでもなく嘲笑でもなく、今ここで私が普通に笑って見せたら、おまえはどういう反応を見せてくれる?」
「む……」
言われて、笈は何かを想像したようだが。
一秒経たずして、両手で自身を浅く抱いて背筋を震わせ、
「……こわっ」
「直球だなおい」
「いや……うむ、実にシュールな光景だ。ドン引きといっても過言でもあるまい。先程『愛想笑いを見せろ』と軽々しく言ったことを後悔するほどに」
「敢えて貴様と呼ぶぞ、笈。貴様、私を女だと思ってないな?」
「む? 私の知る数多の女の中で、差音士乃は至高とすら言える漢女(ヲトメ)と認識しているのだが?」
「……おまえな」
士乃はげんなりと片手で頭を抱えつつ、ひとつ吐息。
まったく、どこまで本気で言っているのやら。
鐘鳴笈とは、そんな男である。彼が本気を見せる機会はひどく少ない。
言葉や行動の一つ一つがどこか軽薄なのだが、知性や頭の冴えはひどく切れが良く、集団で動く時に於いては欠かせない歯車となり得るので、彼に対する悪評は皆無といえる。士乃もそういう教養はあるのだが、将棋や囲碁を始めとする戦略を要するゲームで、彼にはまったく勝ったことがない。
閑話休題。
「結論で言うと、そこらに居る妙齢の少女のように笑顔を振りまく士乃など士乃にあらず、ということだ」
人差し指を立てながらのらりくらりの口調で言う笈を、士乃は半眼で軽く睨む。
「なんだか意地でも、おまえ曰く妙齢の少女のように可愛らしくなりたくなるような結論だな。どうしてくれようか」
「それは困る。私も皆も今の士乃が好きなのだから、『可愛らしい士乃』が世の中に出回ったら、全国の士乃ファンが集団自決するぞ」
「そんな大袈裟な……って、ちょっと待て。ファンって何だ、ファンって」
「ふむ、知らなかったのか。キミはもう少し自分が愛されていることを自覚した方がいい。今この縁日に参加している人の半数以上は、『凛々しい士乃をプラトニックに見守りたいコミュニティ』の参加者だぞ」
「そんなものがいつの間に!?」
初耳だった。
「ちなみに、創設者は私だ」
「人に無許可で何を立ち上げているんだおまえはっ!」
そして、本塁打級の阿呆がここに居た。
知性派なのに阿呆というのも矛盾だが、この場に於いては阿呆としか言いようがない。
「士穂様も参加されているぞ」
「姉さま、なにやってるんですかーっ!?」
現在北国に遠征中の、自分の知る限りでは最強の姉(が居ると思われる方角)に向かって、士乃は遠吠えする。
「あと、恭平や彩華ちゃんにも署名を頂いている」
「あいつら……」
こちらは、諸国を漫遊中の従兄と義妹のことだ。こうなってくると、自分の親しい筋の人間は全員参加しているに違いない。もちろん、面白半分で。
もはや呆れ半分諦め半分で溜息をついたところで――士乃はふと気付く。
周囲からこちらに集まってくるささやかで、だが膨大な数の視線に。自分が感じる限りでは、老若関係無しの男性が三割、年下を中心とした女性が七割といった比率か……というか、
「何故に女性!?」
「つまり、キミは異性より同姓にモテモテ――」
「いや、そこまではっきり要約しないでくれ! なんだか自分が悲しくなる!」
両耳を押さえていやいやをする士乃を、横にいる本塁打級の阿呆がくつくつと肩を揺らして控えめに笑っている。
ああ、こいつ絶対楽しんでいる……いや、本気で楽しんでいるかどうかは謎なのだが、口に出してくるからには、少なくとも楽しんでいるのだろうが――
「まあ……本当は、風吹ちゃんがこのコミュニティを立ち上げる予定だったんだがな」
「――――」
本当の本当にそうとは言いきれないのが、また彼の謎な点でもある。
ここで、あいつの名を持ち出してくるとは。
風吹。フルネームは、実河風吹(さねかわ ふぶき)。
士乃にとっては唯一無二の親友の名。
太陽のような笑顔を持ち、風のように気ままな少女の名。
そして、今はもう――この世には居ない者の名。
「そうだったのか?」
士乃はデッサンの崩れかけていた顔を元の平静なものに戻して、笈に問う。
確かに、あいつが生きてれば、やりそうなことなのだが……否、絶対にやる。笈以上に阿呆なことを思いつくあいつならば、絶対に。
それで、先程の笈よりも士乃のことを思う存分からかって、士乃はそれに溜息をつくのだろう。なおかつ、今この時のように――まあ、良いかとでも思っているのだろう。
有り得ていた未来だ、と思う。それを実現したのは、あいつではなく今ここにいる笈なのだが。
そんな笈は、ふっと笑みらしきものを浮かべ、金属の足を微かに引きずりながら参道を歩き出す。針金みたいに細くて長い体躯ながらも、その後姿はいつ見ても言い知れない存在感に溢れており……そして、今に限ってはどこか儚さをも漂わせている。
様々なものが混じった背中に少しの間だけ気を取られながらも、士乃も彼を追って歩き出す。
「生前の風吹ちゃんに託されてね。面白そうだったし、ありがたく引き受けさせてもらった」
「ありがたくというか、それ以前にそんな阿呆な案を実行に移す必要がないと思わなかったのか」
「ふむ。まあ確かにキミから見ればわりとくだらないものだっただろうが……それでも、これから死に行く者の頼み、つまりは遺志であったことだったし」
「そんなに大層なものなのだろうか……」
「それに――」
士乃のささやかなツッコミを無視して、視線をこちらには向けず夜空へと向けながら笈は続ける。
「風吹ちゃんは、私が士乃のことを好いていたのを見抜いていたから、そのように人選したんだそうだ」
「……は?」
今、さりげなく物凄いことを聞いたような気がした。
笈が、私のことを何だって?
「風吹ちゃんは博愛主義のように振舞っていたからわかりにくかったけど、その実、彼女も何年も以上前から立派に恋する乙女だったからね。そういう感覚で見抜かれたのだろう。いざその時になると、私もただただ肝を冷やしたものだが……」
「ま、待ってくれ、笈」
慌てて笈のことを呼び止める。
一瞬、士乃は彼がどんな顔をしてそんなことを言っているのかが気になったのだが。
「?」
こちらに振り向いた彼の顔は、いつもどおりの老け顔だった。軽薄で、本気なのかもどうかもわからない、本当に、いつもどおりの顔。
さっき言っていたことが真実かどうか……それ以前に、本当にそのように言っていたかすら疑問に思えるほどの、いつもどおり。
だから、士乃は今一度問う。
「おまえが私のことを好いていると、今言わなかったか?」
「言ったぞ」
あっさり答えられた。
「それは……言ってみれば、親しみか? それとも――」
「これ以上は少し恥ずかしいからは言わない」
全然恥ずかしそうに聞こえない。
そんな感じで少々混乱中の士乃にも構わず、笈はゆっくりと歩行を再開する。相変わらず、金属の足を引きずりながら。
「風吹ちゃんは言っていたよ。士乃はいつもキリッとしていないと士乃って感じがしないって」
「……あいつは」
「でも、士乃も『一応』女の子だし、そこらに居る女子高生や女子大生とかのように変な色気が付く可能性も無きにしも非ずだから、士乃の漢女(ヲトメ)っぷりを保つためにいろいろ工作する必要があったんだとか」
「おい、いじめか。それはいじめなのか……!」
笈が自分のことをどうのこうの想っているより、今は亡き親友に殺意が湧いてくる士乃であった。
といっても、殺意の標的はもう死んでいるだけに、この恨み節はどうしてくれよう。
「そういきり立つな、士乃」
「おまえと風吹がそうさせているんだろう」
「言うならば、士乃はどんな時でも自分らしくあれば良いと風吹ちゃんは言いたいんだろうな」
「モノは言いようだな、おい」
「そして、私はキミのそういうところに惚れているのだよ」
「……おまえ、言ってて恥ずかしくないのか?」
「実はものすごい恥ずかしい」
とか言いつつも、やはり恥ずかしそうに聞こえない。
歩いている彼の顔を横から覗き込んでみても、いたっていつものまま。
まったく本気なのかどうかの真意が読み取れないあまり……今ここで、自分がどのように答えていいのやらもわからない。
どうにもならない気持ちで、一つ深く吐息する。そして気を取り直して、士乃は彼に向き直る。
「で。おまえは……それを私に伝えて、私にどうして欲しいのだ」
「どうして欲しいといわれたらキミの気持ちを聞かせて欲しいと答えたいのだが、キミ自身はまだまとまってないだろう。私自身も、いきなりだったと自覚はしていることだし」
「む……」
見透かされていた。
否定できないだけに悔しいと思うとともに、『いきなりと自覚しているなら言うなよ』とも言ってやりたい気分だ。
そして、それすらも察しているのか、笈は歩みを止めずに付け加える。
「気持ちがまとまったら答えると良い」
「…………」
「キミには時間がたっぷりとあるのだから、ゆっくりと……む?」
そんな笈の肩をガッシと掴んで、士乃は彼の身体を強引にこちらに向けさせた。
なんとなく無意識で出た動作ではあるのだが、次に言うべき言葉に付いては、不思議と頭に浮かんでくる。
だから、士乃はわずかに驚いている様子の笈に真正面から視線をぶつけて、口を開いた。
「これだけは言っておく」
「……なんだ」
「――私の気持ちがまとまるまで、絶対に、私の前から居なくなるな」
「…………」
「一番に心を許せた親友は、私の前から居なくなってしまった。私は今もそれを悲しく思っている。そして、もし、一番に私を好いてくれているであろうおまえにまで居なくなられてしまったら……やはり、私は悲しくなるんだと思う。だから――」
そう、言い終わらぬうちに。
ふわり、と。
突然、自分の身は、彼の細く、しかし広い腕の中に包まれていた。
優しく抱き締められている、と士乃の頭が理解する前に、
「ありがとう」
小さく、今まで何より深い感情のこもった彼のささやきを耳にする。
「――――」
士乃の中で、一つ鼓動が波打って。
そして気付いた頃には、士乃の身は開放されており、笈は……呆然となる自分に背を向けて、ひらひらと手を振りながら縁日の参道を歩き去っていく。
金属の足は今も引きずられているようだが、士乃には、それがどこか力強い歩みのように見えた。
「……まったく」
本当に、マイペースな男だった。どんな時でも。
でも。
今さっきのように、この男の本気をいくつでも引き出させてみるのも、面白いのかも知れない。
去っていく彼の背を見送って、差音士乃は小さく苦笑し。
そうするためには、彼にはどのように応えたらいいだろうかと、頭の中で考え始めたりしていた。
そんな二人の様子を、縁日を行き交う人々が周囲で悟られるぬように生暖かい視線を向けていたのは余談である。
− おしまい −
リハビリその2。
いやまあ、実は結構前から書いてたんだけど、やっと完成にこぎつけた時間を考えると……かかりすぎである。
調子取り戻せないかな。ホントに。
2008年 9月5日(金) 『踊りながら歌うのって難しい』
題名はなんとなくです。なんとなく。
でも、テレビに映るアイドルの方々はこんな苦行を何回も繰り返してるんだなと少し感心しつつ。
……いやまあ、ただ単に、昨日今日と日記のネタがなかっただけなのねん。
ごみん。
つーわけで、ニコドウガーでお茶濁し。
川上センセーの新作『GENESISシリーズ/境界線上のホライゾン』の紹介ムービー。
MADではなく本人作の公式です。うp主は違う人だけど。
発売日が9月10日って今日気付いたのは秘密だ。
物凄く楽しみであるってか、登場人物多すぎだーっ!?
ページ数も相変わらず鈍器なことになりそうな予感(何)
しょっぱなから表紙が巨乳仕様だったのに少しがっくりきているのは秘密だ。いや、川上作品の女キャラは大概巨乳だけど。
スパロボZのPV。
男主人公のBGMであるガンガンレオンガンレオンって、もうこの単純明快さが良い。
ところで、今現在のところ発売延期とかの情報ないけど、もしかしてこのまま発売できちまうのかい?
ううむ、珍しすぎる。
アカペラというよりパーカッション。
それぞれ持ち味発揮しまくりである。
でもやっぱり真人と謙吾の存在感でけぇ(笑)
もはやお約束といわんばかりの魔王っぷりである。
そういえば、こっちのバージョンのなのは様は久しぶりに見たような。
ほら、みのり組で流行っているMBAでは小魔王のほうですので。
2008年 9月6日(土) 『ツケはできるだけ溜めないようにしましょう』
5日は勤め先が創立記念式典とかで派遣兵である私は仕事がお休みだったということで、
折角の平日だから銀行に行って、学生&無職時代に免除してもらってた分の年金を一括で払ってきました。
手数料かからないしね。
で、金額はというと、合計すると560,000オーバー。
( Д ) ゜ ゜
……前々から覚悟していたとはいえ、すんげー痛手です。
いやまあ、それでも貯金はまだあるっちゃあるんですけども。
で、ものすごいやるせない気持ちで、ついでに髪切りにいって。
散髪屋を出たら物凄い雨に降られました。
(;´Д`)
こっちバイクやっちゅーねん。
駐車場屋外やっちゅーねん。
メットがフルフェイスでトランクに入らないから引っ掛けるしか出来ないっちゅーねん。
案の定、メットの中に水溜まってるっちゅーねん。
……雨合羽はあったものの、もはやそんなの関係ねーな感じで、帰りは濡れ鼠でした。
風邪は引かなかったんですけどね。
やれやれだぜ。
Web拍手レス
>3か月悪いことがあったらならこれから3か月いいことがあるさー!と、励ましてみる。
うむ、せめてもう今年は良いことしかないように願います。
……贅沢?
>合衆国ニッポンポン\(●)/ せめて、ヲタがこれ以上迫害されない国を_l ̄l○ by狐妙
そーですね。
青少年犯罪が起こったらすぐにひぐらしに責任転嫁するマ●ゴミが淘汰される国を作らないといけないですね。
マスゴ●の曲解能力はしょーじき異常である。
■2005-05-01 「背中に 人生を」(ネコミミを装着しながら
>きっと外装外すの忘れてたんだろう・・・
■2006-09-28 「貸出貧乳力」
>阪木さんは「ロリ容疑」の称号を得た!って今更・・・
■2006-07-10 「『たん』になっただけでパワーアップしたぜっ!」
>残されたほうは、この言葉からどんな状況を想像するんだろうね…
■2006-10-28 友情合体!細長で極深な口内炎!
>わ、わふ〜、とらぶるてりぶるあくしでんとなのです…
■2007-09-07 10番 ガンナー かち子
>沙耶の正体はかち子さんでしたか
>私が特に吹いたのはこんなとこですかな。さて、私も名言を探しにワーロックでも倒しに行ってくるか…
>勇者としての血が騒ぐぜ… (その後、彼の行方を知るものは誰もいない…
これまたイロイロ懐かしい日記ネタを持ってきましたね(笑)
こんだけ多いと、さすがに編集する気力がありません。ごみん。
あのネコミミはもう手元にはありません。さすがに使いませんので。
貧乳スキーは(21)ではないと思うんだってか、ホントにあのIMEは阿呆だったなぁ。
「たん」になっただけでパワーアップとなりゃ、今年の残りは「たん」を付けて活動しようかしら……やめとこう。
口内炎はさすがにきつかったです。つい先日まで苦しんでましたし。同じく友情合体で。もう治りましたが、今でも痕残ってます。
沙耶のアレは確かにガンナーでしたね(笑)
カチンコはそれを見越して、1年も前にそういう拍手を送ってきたのか……。さすがだぜ。
小説の方も何かあったらヨロシク。
>士乃可愛いよ、可愛いよ士乃。
>と、阿呆っぽい感想はさておき、
>こっそり春奈の血筋の人っぽいのがいたり、重三さんや恭平たちの名前が出てきたりと
>ほんとに同一の世界観で書いてるんだということを再確認してすごいなと思ったり。
>そして、笈みたいな性格にはちょっと憧れてたり。byはっきー
感想ありがとうございますってか、はっきー殿ってばなんと言うO.P.E.Nマニア(笑)
そこまで深く見てくださってると、もう涙ちょちょギレますね。
果たして、この脳内設定を全部お披露目できる機会は来るんだろーかと思いつつ。
ちなみに、笈もやっぱりかなり昔に作ったキャラです。7年くらい前かな。
ちょっと性格もしくは設定が変わってますが、士乃スキーなところはそのまんまでしたってトコで。
……次登場させる機会とかあるんかな。自分でも疑問だ。
6日はみのり組集会、7日はトレジャー12か。
なんともまあ慌しい休日よ、というコメントを残しつつも、楽しみにしている私が居る
お泊りなので更新できませんので、とりあえず7日はO.P.E.Nをヨロシクといっておきます。
2008年 9月8日(月) 『なんだかものすごくパワーをもらえた気がする』
6日〜7日はみのり組のKATOハウスお泊り&こみトレ12でした。
いやもう、ものすごい楽しかったです。
メンバーは、阪木さん、KATOさん、WAKA者、danchiさん、ハラボー、RE-Sinくん、岩ゴンさん。
そして、ゲストとしてWAKA者の朋友(ポンヨウ)こと、ういきゃんさんも参戦。相変わらず面白い方でしたので楽しさ倍増でした。
主な流れで言うと、6日のみのり組集会はMBA大戦で盛り上がってました。
イントラネットでKATOさんのメインPCとノートPC(サブ)、WAKA者のノートPC(サブ)、私のノートPC(メイン)を繋いで4人対戦と言うのも、
なかなかシュールな光景でした。写真撮るのを忘れていたのが悔やまれる。
夜寝る時は一つの部屋に8人で雑魚寝なので、この大戦で、如何に良い寝床をゲットするかというのが主に趣旨だったわけですが。
阪木さんは総合3位に終わってしまったために、良い場所取りができずに_l ̄l○
うわーん、明日こみトレなのに勘弁してくれYOなどとも思うわけですが、真剣勝負でしたのできちんと引き下がりました。
ちなみに、1位はRE-Shinくんで、2位はWAKA者でした。
RE-Shinくんは普通に強すぎで、WAKA者に関してはあと1歩及ばずってところでした。ワンミスが命取りだったぜ。
で、7日はこみトレ12ということで朝0730時から出かけて、会場にに直行。
WAKA者とういきゃんさんとサークル入場したのですが、夜がほとんど寝付けなかったためか、初っ端からフラフラで私涙目。
一般入場までの時間で何とか活を入れなそうとおもったのですが、ふと携帯電話のi-channelの星座占いに目に止まり、
よくよく見てみると、その日の山羊座が12星座中12位だったのにはさらに超涙目。オール1ってなんだよっ。マジで凹んだよっ。
そんな不安な気持ちで一般入場を迎えたのですが、入場数は多かったためか、序盤は1人で売り子をやってポツポツと売れる。
30分後に買い物に行っていたWAKA者が、売り子の手伝いを行ってくれたのですが、これまた営業の巧いこと巧いこと。
巧みな話術でお客さんを引き込んでどんどん展示物を売っていく様にはある種の旋律を感じましたね。
私に足りないのって、こういうスキルなんだなーというのをまざまざと思い知らされました。いや、阪木さん基本的に口下手なので。
それに、WAKA者はi-channelの星座占いが12星座中1位でしたので、この神通力もあったのかも知れません。
もー、この日はWAKAさまさまでした。
それに触発されて、フラフラだった私も笑顔にキレを取り戻させてなんとかやれた感じです。
完売と言わずともペース良く売り続けて、1400時に撤収。
この日、遊びに来てた我が友人のTAKUっちに車で拾ってもらって、なんばまで行って、他のみのり組の面子とWAKA者のお友達であるA-Uさんとも合流。
1530時辺りから、打ち上げ兼カラオケで盛り上がってました。
ういきゃんさんが場に居るカラオケは総じて楽しいんですよね、これが。
熱い系の歌がお好きのようですので、阪木さんもノリノリです。
カラオケが終わったあとの夕食も楽しく過ごせまして、2030時に解散。
お疲れ様でした。
こんな風に駆け足で書いてきたわけですが、なんとも慌しくも楽しい休日でした。
集会の場を提供してくれるKATOさん、場を盛り上げてくれるみのり組の面子、O.P.E.Nを手伝ってくれたWAKA者、いつも面白いういきゃんさん、
あと、こみトレで私の本を手に取って下さった全ての人々に感謝感謝です。
ありがとうございました。
なんかこう、明日からまた頑張れそうな気がします。
2008年 9月10日(水) 『睡眠って貯金できたら良いのにね』
1日あたり6時間と考えて。
7時間寝たら、次の睡眠、もしくは任意の睡眠時間が5時間になっても元気に活動できるって感じで。
んな身体機能ないか。
もしくは1時間を1日に引き伸ばせる精神の時の部屋もしくはエヴァ様の別荘みたいな施設が欲しい。
その分老けてもいいから欲しいです。
……つまるところ、1日が24時間では足りません←結論。
そんなこんなで、紅楼夢で出す予定の新刊書いてます。
例大祭からこっち新作を全然出していないというのもサークルとしてアレだし、
こみトレ12の時に数人のお客さんもしくはホワキャンの営業の人に『出す』って予告しちゃいましたし、
何より去年出す予定してて落としたものでもあるのだしで、ここまで来るときちんと書かなきゃっていう強迫観念バリバリです。
まあ、2ヶ月ほど呪いにかかってて書けなかった阪木さんなのですが。
今は何とか正常の状態にまで持っていけてますので、頑張りますよ。
だがしかし、日曜日の時のフラフラの影響がまだ残っているので、夜は0030時の就寝なのであった。
ぎゃふん。
2008年 9月12日(金) 『THE』
朝起きての朝食の際、台所に
↑こんな物体が置かれていました。
んん? 何かに似ているなーと思ったら。
↑ああ、これか。
でも、キャベツではないんだそうです。
乾瓢(かんぴょう)なんだって。寿司とかに使われるアレ。
実物では初めて見た。
ここ最近、仕事が忙しくなっていますというか、祝日が入っている分休まないといけないから、
一日のスケジュール負担を均等に割り振り出来ない罠。
いやまあ、休めるから良いんですけど。
2008年 9月14日(日) 『鬱な話』
12日の仕事の出勤時、そんなにも遅刻寸前ってわけでもなかったのですが、ビルの階段を早足で上がってんですよ。
あまり大回りしないように、インコースをこう、クイッククイックーみたいに。
それが仇をなしたのか。
階段の手すりの先端が、スーツの上着のポケットの中に入り込んでしまい。
ビリビリビリィーッ!
煤i;゜Д゜)
夏用だから生地が薄かったためか、上着のポケットの部分が見事に避けてしまいましたとさ。
もはや修復不可能なほどに。
コレ、お気に入りだったのに……_l ̄l○
ちなみに、その日は終日上着脱いだままでした。帰宅時も同様に。
他、わりと気の重いことが重なったためか、13日の更新ができなかったとさ。
ゴメンナサイ。
いやでも、13日はあんまりネタがないからよかったのか悪かったのか。
…………。
悪いに決まってますね_l ̄l○
Web拍手レス
>( `・ω・´)リガズィ本気出しすぎだろ
スパロボZのPVでアムロがやってたリ・ガズィ無双のことかね。
確かにアレは本気出しすぎなのですが、他のパイロットに乗せ変えてもコレができたら何かありがたみがないような(何)
>イベントお疲れ様でした。
>今回売られていた三冊も買わせてもらいました。とりあえずこれで既刊コンプリート!byはっきー
どうも先週はおつかれさまでした。
11月に新刊出せたら良いなぁってことで、今黙々と書いてます。進んでませんけど。
>キャベツのことは、もう忘れてあげてくださいwww そもそも 絵 >> 話 なのに一般アニメに行くからこんな目に......
忘れてたんですが、あの物体を見たら思い出さざるを得ない。うん。
アニメって一枚一枚絵を描いて動画にせにゃいかんから、作業としてはホントに大変なんですよねぇ。
納期に間に合わせるためには、あのキャベツも詮無いことかと……ゴメン、やっぱ無理だ。
>クイズの日(9/12)なのにQMAの話題がないとは
>みんなでQMA DSやりたいWAKAなのでした〜w
いや、QMA普段からやってないからね(笑)
MBA大会も終了したことだし、今度はこっちを買えってか。
興味がないってことはないだけにどうしてくれよう。
2008年 9月15日(月) 『バトルを書いてたら』
妙に活き活きしだしている阪木さんです。
JAM ProjectのRocksを聴きながら書くともはやノリノリです。
だからと言ってスーパーロボッなお話ではないんですけど。
詳しく言えば次の新刊なんですけど。
まあバトルといっても一部分だけなんですけど、とりあえずノリで書いてます。
結構前から暖めていたネタであるだけに。
この集中力がいつまで続くのやら。
2008年 9月16日(火) 『一部公開してみるとこんな感じである』
ふとしたことであの子とはぐれてしまい、更に雨まで降ってきたときはどうしようかと思った。
式神として、自分とあの子を繋ぐ妖気も途切れたのだから尚更である。
あの子は水が苦手だから、風邪など引いていないだろうか、弱っていないだろうか、とここ数日ハラハラとなっていたものなのだが……どうやら無事で居てくれたらしい。
八雲藍は、我が式神の妖気を近くに感じたことにホッとしながら、簡素な建物が並ぶ町の上空を飛翔していた。
金色の短い髪にシャープな顔立ち、大きな瞳、動物耳の形に尖った布の帽子をかぶっており、少したっぷりとした中国風の長衣姿の長身の少女である。臀部の辺りにはよく見なくても大きな狐の尻尾が九つある。
そんな外見の少女が上空を飛んでいるとなると、それはさぞかし目立つのだろうが……藍自身は、自分の姿を他人から見えないように簡易の幻術を施しながら飛んでいるので、あまり問題はない。下を通りかかる人間はまばらに居るのだが、皆、そ知らぬ顔で通り過ぎている。全く気付いていないようだ。
そんなことよりも、自分の式神――橙のことだ。
橙が何故にここ一帯にいるのかがわからないが……感じた限りだと、妖力が本調子になっていないのは確かなようだ。正確な位置を割り出せないのがその証拠である。だからこそ、橙を探して藍はこの上空を飛びまわっているのだが、なかなか見つかってくれない。
無事であるのは確かなのだが、こうも見つかってくれないとなると――
「――こんなところでなにやってんだ、嬢ちゃん?」
と、何処からか、脳内に直接響くような声が八雲藍の聴覚を支配した。
いきなりだったのに、藍は少々驚きつつも周囲を見渡そうとすると。
「――――!」
自分の居る場所とその周囲が、瞬時に異界へと変貌していくのを全身で感じる。
色を持っていた世界が灰色となり、眼下の風景も無機質な色に押し潰され……なおかつ、何もない空間に自分がそこに放り出されてしまったような感覚。境界を操る程度の能力を持つ主人を持っているためか、それが何であるかを認識するのは容易い。
限定の隔離結界……!
緩んだ状態から警戒を高めた先。
ギュイイイイイイイイィッ、と空気を切り裂くと言うより削り取るような音を立てて、白銀に輝く弾丸がこちらへと急接近してきた。
「おわっと……!」
慌てて、藍は飛翔する身を旋回させることで弾丸を回避。
弾道から位置を推測して発射源を目視すると、そこには、緑茶色の浴衣をまとった、木葉のような長身の老人が一人、こちらのことを見上げている。
ただ、見上げているならば良かったのだが……その両の手には、長さ一メートル強の、黒くて長い筒状の得物が一つずつ握られていた。
その武器を、藍は我が主が度々持ってくる外の世界の資料にて見たことがある。
――鉄砲だ。
形式は、最も古い『火縄』といったところか。
「ズドン」
声で効果音を発すると共に、老人は右手の方の鉄砲の引き金を躊躇なく引く。一発、二発、三発と、一定の小気味良いリズムで。普通、火縄は連射が出来ないはずなのだが、引かれた回数の通りに三発の弾丸が順次射出され、こちらへと向かってきた。
藍は不安定な体勢から身をクルクルと高速回転させて飛翔の軌道を修正し、弾道から外れようとするが――外れて通り過ぎた弾丸が、その軌道を変化させる。
「――――!」
パンッと散開するかのように空間で弾け、一つは上から、一つは左から、一つは斜め下からそれぞれ変わらぬスピードで弾丸がこちらに向かってくる。
しかも――最初に回避した弾丸もまた、大きく空間で弧を描いてこちらに向かってくるのが見える。
「カーブする弾丸? ……否、射手の意志で相手を追尾する魔弾か!」
高速回転を止めないまま、藍は四方八方からやってくる弾丸を回避し続ける。
回避しても軌道を修正してこちらに向かってくるので、こちらに弾が当たるまでその追尾には終わりはないのだろうが。
別に当たってやる必要も義理もない。
「式輝・狐狸妖怪レーザー!」
四つの弾丸を一つの射線に重なるタイミングで、藍は右手を掲げて極太の光条を射出した。
弾丸は呼応するかのようにその場で散開するが、
「ブレイク」
藍が一つ呟くことで、放った光条の節々から横へと閃光が伸びだしていく。
大木から枝が伸びだしていくが如く展開される閃光は、散開した直後の弾丸を次々と撃ち落した。
全ての弾丸を撃墜した後、藍は飛翔を再開して地に居る老人に視線を向けるが、彼はなおも即座とも言える挙動で左手に持つ方の鉄砲の引き金を引く。
「魔弾・必中と探求の最果」
撃ち出され、こちらへと向かってくるのは先程と同じ白銀の弾丸が、量を増大させて向かってくる。
……回避よりも、先程のように撃ち落とす方が効率が良いな。
飛来する弾丸よりも早く鋭く思考し、藍は実行。
飛翔を止めることなく、老人に向けてではなく幾多の弾丸に向けて弾幕展開。
我が妖力は小刀の形となりて滑空し、弾丸の数々を撃ち落とす。真っ直ぐに飛来するでもなくカーブや変則軌道を取る弾丸も中にはあったが、それでも藍は正確に射撃しを続けていく。
しかし。
「よう」
「……!?」
その間にも、先程まで地に居た件の老人が空中に居る自分の眼前にいきなり姿を現したのに、藍は眼を丸くした。
全く気配を感じられなかったのも然ることながら、空を飛ぶのであれば、何らかの力場をこの老人は発しているはずなのだが、
「この距離ならどうだい」
考えている場合ではない。
至近距離で老人が発砲してくるのに、藍は急制動で身を捻る。
弾丸が脇を掠めるが、致命傷には程遠いし痛みもない。されど、安心はできない。
「ふっ」
旋回してその場を離れ、刹那の後に、自分の居た位置に回避した弾丸が通り過ぎるのを感じた。
場を離れるスピードを緩めず老人から距離を取るべく、なおかつ追ってくるであろう弾丸を迎撃すべく、藍は飛翔ながら先程の居た位置に妖気を向けようとするが。
「な……っ!?」
追ってきたのは弾丸ではなく、老人本人であった。気配も発する力らしきものももなく、ただ涼やかな顔で――
「空中を、走っている……!?」
「ははは、嬢ちゃんもなかなか速えぇが、走りっこなら負けねーぜ」
言葉の通り、老人の足は速い。
確かに、ただ単に空を『飛ぶ』のではなく『走る』のであれば速さも断然に違うであろう。そして走りながらも、老人がこちらへ向けてくる銃口は震えも揺らぎも見られない。
これだけ攻撃意志を向けられてきたとなると、牽制とか迎撃とか、そんな悠長なことを言ってられなくなってきた。
「――ならば、お応えてしてあげましょう」
だから、八雲藍は、こちらから打って出る。
我が右手に妖力を結集させ、自分の手の平よりが五倍に膨れ上がったような大きさの金色の爪を五指に現出。クイックターンで老人に向けて突進し、その五爪を振りかざす。
「おおっと」
対して、老人は右手に持つ鉄砲の銃口付近に刃渡り五十センチ近くの白銀の刃を現出。
爪と刃が交錯して、ズバッと電撃の走る音と共に、金と白銀の火花が中空を舞う。
この接触で、刃を構成する力が霊力の類であると藍は認識した。
「ぬぅ……!」
「むむむ……!」
妖力と霊力の均衡は五分と五分。押し切られはしないだろうが、押し切ることもできない。長く続けると互いに力を消耗する。
ならば、早急に崩すのみ。
「――――!」
藍が左手に溜めていた妖力を零距離でぶつけようとした先には、老人の左手に持つ鉄砲がこちらを向いていた。均衡崩しの考えは、向こうも同じだったらしい。
だが、藍は躊躇わずにそのまま攻撃を実行。
同等規模の力が二人の間で炸裂し、発生するインパルスがお互いの体躯を吹き飛ばす。
「くっ」
ダメージは浅い。空中で姿勢制御を行いながら藍はそれだけを確認し、相手の姿を探す。ちょうど、老人は空中のどこかに『着地』を行っており、こちらへと視線を向けていた。自分と同じく、ダメージはあまりないようだ。
そして、交戦意志は継続の模様。ニヤリとした笑みを浮かべながら、空中を蹴ってなおもこちらに駆けてくる。
何故、こんなにも敵意を向けられるのかは……まあ、現世に自分のような妖怪が現れたとならば、退治しないといけないというのも理解出来るのだが、だからって『はいそうですか』と退治されるわけにも行かないし、何より自分は現在、我が主からの頼まれごとと我が式の捜索の最中である。
あくまで、その邪魔をするのならば、
「もう、容赦はしませんよ……!」
素早く詠唱を行い、藍は周囲に我が式神を展開する。
「式神・十二神将の宴!」
駆ける老人を鶴翼陣形で囲みこむのは、干支十二支の神像。仏教の信仰・造像の対象である天部の神々。
集結した神将は、他の神々に我が存在を誇示するが如く、己が力を存分に振舞っていく。
「ははっ、十二神将を式として扱いやがるかよ。なかなかむちゃくちゃな嬢ちゃんだなっ。いやもーくちゃくちゃだっ」
十二の力の誇示の中心に晒された老人は、だがしかし余裕の笑みながらあらゆる空間を蹴って力の塊の中を疾走する。ジグザグの動きではなく、直線的に。
回避運動も何もないとなれば、もちろん被弾するのだが、
効いていない……?
藍は目を見張る。『神』クラスの力を受けても、この老人の空中疾走のスピードに衰えは見られない。鶴翼陣形の十二神将の中枢に一気に距離を詰め、
「だがなぁっ」
老人は両の手に持つ鉄砲の銃口付近に、先ほどと同じく白銀の刃を現出させた。
先ほどと同じくと言いながらも――規模は、双方とも刃渡り三メートル強に及んでいる。
「こちとら若ぇ頃、陰陽十二天将を易々と踏み砕く五星の将と、一人で渡り合った男だ、ぜっ!」
現出させた大双刃を、老人は両手に広げながら独楽のように回転しながら振りかざす。
「旋弾・弾丸と白刃の舞!」
回転する長刃の斬撃と、更には銃口から放たれる射撃によって、ある者は二つに斬り裂かれ、ある者は無惨に斬り刻まれ、ある者は無数に穴を穿たれ、ある者は粉々に粉砕され――先ほどまで存分に力を振るっていた十二の神々は、一神の例外なく沈黙と消失の一途を辿る。
「……なんともまあ、お見事なものです」
神々を踏み越えるその老人の姿は、勇猛果敢の立ち回りというより、飄々とした舞を踊っているかのように藍には見えた。
何故か、面白可笑しいとすら感じられるほどに。
とりあえずここ最近にわたって書いてたものの一部を晒してみんとす。
なにやら藍さまが戦ってます。
その上、相手はどうにも今までのO.P.E.Nキャラの中では最強の人物のようです。
そんなこんなで、あと大体20k強くらいで書き終われるはず。
頑張れ、私。
2008年 9月18日(木) 『そんな暇ねーです』
東方地霊殿が委託発売開始してるんですが、新刊書かないといけない阪木さんにとってはそんなの関係ねー(挨拶
いやまあ、それ以前に、最近わりと遅くまで仕事あるからとらとかに寄っても余裕で閉店後です。
通販しなかったのかって、直で買いに行った方が安いからです。他にも買いたいものとかあることですし。
まあ、はよ書けってことですね。うん。
とりあえず、はよ書かないと、あっちこっちでネタバレを始めてしまう。
G0ddamnさんなんてもはや時代を先取りだ(何)
……まあ、去年の風神録に付いても、クリアできるようになってた頃は余裕でネタバレされてましたけどね。ぐすん。
今回は特に難しいと聞きますけど、どうなるんかな。
風神録は結局満足にNormalでのクリアできんかったからな。EDも半分以上見てないですし。
紅魔郷もお嬢様までノーコンでいけたことはあるんですが、そのお嬢様が強すぎてED見たことないですし。
ああ、ちくしょー、Easyクリアでも見れるようにしてくれんかな。
駄目ですか、そうですか。
世知辛い_l ̄l○
Web拍手レス
>( ´ω`) アニが藍さまの嫁と知っての狼藉か。いいぞもっとやれ。
>( ーωー) 藍さま、うどんげ、椛がTOP3じゃね。なんと言うKEMONO耳。 あ、てゐと橙はいいです。
サンプルでは藍さま活躍してましたが、実は藍さまの話ではないです(何)
そして阪木さんは妖々夢で藍さまに勝ったことがありませんので、参考は主に動画サイトとDLした他人のリプレイです。
世知辛い_l ̄l○
>おー、新作のサンプルー。面白そう……って、また鈴木さんちの血筋っぽい人がっ!?
>……京都なら行けないこともないし、買いに行こうかしら。 byはっきー
まー、鉄砲使ってるからにはそーですね、鈴木っぽい人。
今回はあんまりギャグ要素入れてないですが、よければ買いに来てくだされよ。委託予定とかもしてますけどね。
去年の京都は他のサークルさんとかも盛りだくさんで賑やかだったなぁ。例大祭には少々劣りますけど、それでも充分です。
つーか、はよ書かな。
ちなみに、誤字や気になるところに関しては修正済みです。
2008年 9月19日(金) 『ANOTHER MISSIONS OVER?』
■岡崎 汐(おかざき うしお)
本編の主人公。
生徒会長を務める二年生の女の子。
容姿端麗、運動神経抜群、成績優秀の三拍子を重ねる完璧超人。
幼い頃には世界一周旅行を体験したことがあり、各国の言葉もペラペラなんだとか。
だが、性格はわりと子供っぽくてしかも頑固。たまにアホの子みたいな発言をすることもある。
また、豊富な行動力が時折暴走してしまう癖があるためか、彼女の周囲には抑止力が欠かせない。
といっても、彼女の行動力と周囲の抑止力で絶妙なバランスを保っているためか、校内の評判は非常に良好である。
だんご大家族と野球をこよなく愛している。
■七末 雪姫(ななすえ ゆきひめ)
生徒会副会長。一年生の女の子。
彼女の父親が汐の祖父母と親交が深く、その繋がりから汐とは一つ下の幼馴染で付き合いも長い。
視野が広くかつツッコミ上手であるためか、必然的に汐の抑止力という位置を確立している苦労人。
副会長になったのも、汐が会長に立候補したのを知って『これは行かん。このままではカオスになる』と思ってのことらしい。
汐へのツッコミは慣れたもので、時折容赦ないことをするが、実は誰よりも汐に憧憬を抱いている。
身長140cmという小さな体格ながらも、運動能力は汐に負けていない。しかし、成績は低目。
■根岸 夢摘(ねぎし むつみ)
生徒会書記。二年生の女の子で、寮生活をしている。
いつもボケボケした笑顔と壊滅的な運動音痴、何より特徴的な発音による喋り方で周囲を和ませる、生徒会の癒し系。
家庭的で料理が上手。汐曰く『あたしが男だったら間違いなくお嫁さんにしている』娘。
ただ、時折頭の回転が非常に速くなったり、怒るとものすごく怖かったりと、いろいろと芸が広い。
親離れしているといっても両親とは不仲というわけではなく、むしろ良い。社会勉強のためなんだとか。
■連崎 瑠璃(つらさき るり)
生徒会会計。二年生の女の子で、彼女も寮生活をしている。無論、両親とは不仲にあらず。
物静かで仕事を黙々とこなすタイプ。そして会計らしく、公私共に財布の紐は非常に頑強。
一見、無愛想に思われがちだが、会長の汐には頼まれる前にお茶を淹れたり、後輩の雪姫の勉強を見てあげたりと、気配りは良い。
夢摘とは旧知の仲で、アイコンタクトだけで意思疎通させたりすることもある。
といっても、会話の主導権は基本的に夢摘であり、悪く言えば尻に敷かれている。曰く『どうにも頭が上がらない』とのこと。
たまに何もない空間に話しかける時があるが、それは彼女が持つ霊感によるものらしい(汐と雪姫は疑問視している)
■天草 美冬(あまくさ みふゆ)
生徒会顧問である女性教師で、雪姫の叔母。まだ20代。
汐がまだ五歳の頃に町内で迷子になってたところを、話し相手になったことがあるという縁があり、汐とは非常に仲が良い。
雪姫にはそれが面白くないらしく、何かと彼女から敵視されたりしているが、本人はいたって動じずに接する。いわば貫録勝ち。
モデルのような長身の美人、スタイル抜群、男言葉で話すワイルドな立ち振る舞いから、男女問わず生徒から人気がある。
担当教科は物理学。白衣が非常にお似合いになる方です。
…………。
( ・v・)y−~~~~~~ あとは誰かが書いてくれるでしょ。
私はとにかく新刊の方を書くぜっ!
……いや、基本的に妄想だから、実現は不可能です。
2008年 9月22日(月) 『マイナスばっかりだぜ』
さすがにそろそろ日記を更新せんとヤバイ気がするわけでもありますが。
ネタに使えるようなことがない上に、ここ最近はイライラするようなことばかりでしたので何を書きようもないのが現状。
おかげで原稿も殆ど進まない始末とくらぁ、デフレスパイラルもいいところですよまったく。
なんだろう。
既に呪いは解けてるはずなんだが、まだ引きずってる感があるよなぁ。
どうしたものか。
そんな時にはWeb拍手レスで気分転換。
……大して来てないけどね。
>( `・ω・´) …… ( ・v・)y−~~~~~~
>( `・ω・´)=[三])・v・)⇒・; ミ_
>( `・ω・´) 煙草は喫煙席で。
( ・v・) 待つんだ。
( ・v・)y− ←これはシガレットチョコだ。
( ・v・)y−~~~~ ←そしてこれはむき出しの中身だ。
……まあ、実際問題、阪木さんは煙草を吸いません。
>後、明坂さんと長峰さんが出てきたら阪木さんの書いた本(幻想郷除く)の主役の苗字が勢ぞろいだなぁとか
>赤んぼだったあの子がついに!とか、どんな話なんだろうとか思ってたら妄想ですかっ(泣)byはっきー
明坂さんと長嶺さんってか、春奈と千尋は女の子ですので、結婚して子供が居たとしても大体は姓が変わってます。
すなわちその姓を次世代に渡らせるのはさすがに不可能かと。
まー、春奈は沙雪の婿で千尋は聖先生の嫁なんですがね(待ちなさい
……ちなみに、エロゲでよくありがちな設定ですねという突っ込みは禁止なっ!
全員攻略不可能デスよっ!
>雪姫の項の最後、『成績は涙目』に見えた。
実際、涙目な成績なのかもしれません(笑)
副会長になれたのは汐のコネと雪姫自身の愛嬌(身長140cm)によるものってことでいいかな? かな?
そーいえば、阪神が首位陥落しましたね。あんだけ余裕ぶっこいて優勝逃すとかなるといい笑いモノです。
もしそうなったら、クライマックスシリーズなんて茶番にしがみ付いてないでさっさと落ちぶれるが良いです。
まったく、エロ小説書かせるだけ書かせておいて、結末はこれかい。
とんだ期待外れだぜ。
つーかマジでクライマックスシリーズ要らねぇ。
もし阪神が勝って日本一になっても、二位通過だった場合は多分全然喜ばないぞ、私は。
2008年 9月23日(火) 『天然には当たり外れの波がある』
身体は疲れていないけど、溜息ばっかり出てくる今日この頃です。
2008年 9月24日(水) 『秋分が過ぎたということで』
風が徐々に冷たくなってきました。
いやまあ、気温はまだ結構暑かったりするんですけどね。
夜道を原チャで走る時はわりと肌寒いときもあります。
これからどんどん寒くなるんだろうなぁと思うと、寒さに弱い阪木さんにはわりと気重です。
風邪とかも引かないようにしたいなぁ。
そして最近ネタが少ないのは、仕事でソレ系の出来事が起こってくれないのと、休日は月末金欠で外に出られないからです。
おにょれ_l ̄l○
とりあえず原稿を進めたりしているのですが、なかなか終わってくれません。
うむぅ、あと何キロ書けばいいんだ。
そんな風にまったり気味です。
こんな日記誰が見てくれるんだよーって嘆きたくなるぜ(涙)
腹いせにニコドウガーさらしをしておこう。久しぶりに。
戦国無双2のMAD。説教お母さんこと、ねね様大活躍。
まあ確かに、ねね様のシナリオはネタ以外の何者でもなかったからなぁ(笑)
忍者の暗殺や鉄砲の狙撃よりも恐ろしい、ねね様の説教無双です。
ニッポンポン\(●)/の派生で、沙都子のすっぽんぽん。
沙都子がスッポンポンになる場面といったら祟殺し編のアレですが、あの場面は興奮する要素がないというか、
クライマックス度と謎と疑心暗鬼が深すぎて、興奮している暇がないのであった。
話がズレた。
まあとりあえずオットセイは見たくないと思いました←結論(何)
ビフォーアフターなつい(笑)
そしてそのアフターがこれまた酷すぎる(笑)
ビフォーアフターのアフターの家って、狭さ解消のためにベッドの裏とか戸棚とかに何かが仕込まれたりしているのが多いですが、
これって、わりと空洞な部分も多いということにならないのかしら。地震とか来たら脆そうだなぁ、なんて思ったり。
まあ、実際問題、基軸がささやかなものなので、そこまで求めるというのも酷なのかもしれないね。
2008年 9月25日(木) 『腐りかけが一番美味しいのだよ』
仕事中のトイレの帰りに。
仕事場入り口近くの給湯場で。
女性社員の方二人が抱き合ってるのを、偶然目撃してしまいました。
(*・v・)
……いやまあ、何か理由があったんでしょうけど。
とりあえず、私に目撃されて恐縮する二人に『ゴメンナサイ』と謝っておきましたが。
内心ドキドキしてた阪木さんはやっぱ腐ってんだろうなー。
腐男子ここに極まる。
2008年 9月26日(金) 『時間停止』
高1の頃に、小遣い溜めて10,000円ちょっとで購入してから、今までずっと使ってた懐中時計。
どうやら2回目の電池切れを迎えてしまった模様。
1回目は5年前だったから、言ってみりゃ5年周期か。
でも、文字盤とか針とか全然歪んでないから、まだまだ使えそうってことで、新しいのを買わずに電池交換で済ませます。
ここまで来ると愛着ですよ。
ただ、金欠のタイミングでこうなってしまったので、しばらくの間はお休みになりそうです。携帯電話でなんとか凌ぐか。
購入した店はもうとっくに潰れてるから、電池交換してくれる店探さなきゃいかんのですけどね。まあ見つかるとは思うけど。
とりあえず、しばらくゆっくり休んでおくれ。
また復活したら、これからもよろしく頼むぜ。
んで、金欠ながらも、かろうじて残ってた蓄えでの本日の購入物。
富士見ファンタジア文庫『生徒会の日常 碧陽学園生徒会黙示録1』
ヤングガンガン『BABBOO BLADE 9巻』
左は、今年になってはまりだした『生徒会の一存』シリーズの短編集。いや、元から短編集だけど、いわば外伝か。
なんかカラーページでショタな美少年が出てきている辺り、真冬さんの野望が現実に近付きつつあるそうです。
しかもそのカラーページの美少年、なんで女座りになっていたのかについては全く持ってわかりません。
右は、もはや阪木さんにとってはお馴染み。
今回はタマちゃん分がちょっと足りなかった気がしますけども、何かコジローが良いこと言っていたのには少々ビビリました。
しかもわりと胸に刺さりました。まさかコジローに刺されるとは。
つーか、両方ともなんだか表紙がピンクピンクしてますね。片方はブラックも似合いそうですけど(何)
忘れた頃にWeb拍手レス
>お、1行コメが進化しとるなw
>阪木さんがエロ小説書かないから阪神没落したじゃないですか(どーん
>ふてくされたWAKAやんは「乃木坂春香の秘密」の小説とマンガを読んだのですが、見事にはまりましたw
>今度アニメも見ますわw能登さん能登さん♪ヽ(´ー`)ノいもーといもーとヽ(´ー`)ノ
>阪木さんもお読みになるといいのですよ〜♪
>あ、そうだ…「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」も、もう読んだ?これもおもしろかったよ〜。 by WAKAやん
複数行の機能が追加されたということですので、そちらの方に移行させてもらいました。
多分気付いている人全然居ないだろうけどね。全然押されてないから。
ともあれ。
野球の方は現状、25日の試合で阪神勝利、巨人敗北。
ゲーム差1.0で阪神の単独首位になっているあたり、本当に墜落したってワケではなさそうです。。
27日に阪神と巨人の直接対決があるのですが、果たして。
やっつけたら大きい。やっつけられなかったら再び並走の日々と、まあどちらかというとまだ有利な情勢です。
でも、本音で言えばやっつけてほしいところです。
つーか、やっちまえ。最後にマウンド上で天に指を差しているのがどっちなのかを思い知らせちまえ。
んで、『乃木坂春香の秘密』は興味ないと言えば嘘になるんですけど、ヒロインがボインな上に既刊多すぎなので現状スルー。
『俺の妹が〜』についても購入しようとは思っているのだが、書店で見かけたことがないのがネックです。何故かないんですよね。
>ナデリナデリ( `・ω・´)ノシ( ・v・)
>ナデリナデリナデリナデリナデリナデリ( `・ω・´)ノシ( ・v・)
>Σ( `・ω・´)ノ ボッ 火・v・)
>(;・`ω・´))))) 炎・v・)
>+R2に続く+
炎・v・)
炎v・)
※ ※
こうしてサカンコは燃え尽きて消し炭になった……かに思われた。
だがしかしソレはフェイクであり、煙となったサカンコは上空で凝固し、巨大なサカンコ雲を形成していたのだ!
サカンコ雲はみるみる規模を拡大化させ、遂には世界中に人体を清廉潔白にするサカンコ雨を降らせるに至る。
世界がサカンコ雲に覆われる人類が清く正しく美しくなる最中で。
ただひとり、人には知られぬところで、反撃の牙を研いでいた男が居た……。
ウェザーサカンコ 〜弾劾のカチンコ R2
COMING SOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOON!
( ・v・)y−~~~~ とまあ、こんな感じで後は誰かが適当にやっておくれ。
とりあえず、複数行入力が可能なのに一行ずつ送ってくるカチンコに愛を感じた。
( `・ω・´)ヽ(・v・ ) というわけで、愛返しのヨシヨシ
( `・ω・´火 ボッ ヽ(・v・;)
( `・ω・´炎 ((((( ・v ・;)
( `・ω炎
※ ※
こうしてカチンコは(以下略)
2008年 9月28日(日) 『夜の手前』
「また明日」
空は赤くなり子供達は言う
今日の終わりへの寂しさ
明日の始まりへの愛しさ
二つの想いを小さく込めて
2008年 9月29日(月) 『書き終わらねー』
紅楼夢4に出す予定の原稿がテキスト計88Kくらいに達しているのですが、まだ終わってくれません。
やっべ、また長くなっちまうデスよ。
さすがに80ページ超とかはやめときたいんだが、ううむ……。
つーか今月中にというか、少なくとも今週中に描き終わらんとシャレにならん。
何とかしろ私。
終わらせるのが遅れているため、スパロボZのネタバレ回避のためにネット巡回が慎重にならざるを得ない毎日です。
画像掲示板では発売日当日にラスボスの画像が張り出されていたんだそうな。
恐ろしすぎる。
ふとしたことでネタバレごたいめーんですしね。
だが、目にしてしまうのは自分の不注意ということなので、誰にも文句言えません。
噂ではギンガナム御大将の無双っぷりにキラの危険物MS初登場が思い切り霞んだとのことですが、忘れときます。愉快痛快だけど。
ギアスR2が終わりましたねぇ。
きちんとリアルタイムで視聴しましたよ。
何か終盤ではイロイロと超展開続きだったんですが、結末としては綺麗で良かったと思います。
多分、こういう結果にならないと皆納得しないだろうなーなんて思ったのですが、そのようになってくれました。
あと、オレンジことジュレミア・ゴッドバルドが非常にかっけぇと思ったのは私だけではないはずだ。
1期ではネタ要員でしかなかったのに、それを帳消しにするが如くあの輝きっぷりはどうよ。
うん、いろんな意味で満足。
ただ、ナナリーまで育っちゃってた辺り、もうささやか要員が神楽耶さましか残って居なかったって言うのは少しアレでしたがね。
んなことどうでもいいって? うむ、どうでもいいですね。わははははは。
で、来期の視聴はCLANNAD AFTERとガンダムOOの二本絞りですな。
それ以外は見る暇あんまりなさそうデス。
というか、公式ページトップ(9月29日現在)の新妻状態な渚が可愛すぎる。どうしてくれよう。
2008年 9月30日(火) 『おそらく意図はない』
11月に開かれる東方紅楼夢4の当選通知&サークルチケットが届く。
配置は妖30bとのことで、配置的には、
↑とまあ、誕生席中央なのですな。
でも、そこに番号が二つあるってことは、その配置に4サークルあるってわけで。(1つの番号にサークルはaとbで2サークル)
となると、何か誕生席って概念は薄いなーって感じです。
何より、紅楼夢は大手とか弱小とかそういうことあまり考えずに配置しますから、気にしない方が正解かな? かな?
まあ何処であろうと、当日は気合入れねばなるまい。
新刊の原稿も後もう少しですしねってか、早よ書け私。
(;´Д`)ノ 先生、92kに達してもまだ終わりません
……今週中に仕上げないとホントにシャレにならない罠。
1週間後のサンクリは最初から新刊蹴ってますからねぇ。
全てはこのときのためにってことで、はよせな。